21年4月時点のドスパラのゲーミングPCランキングで人気No1の「XA7R-R37」をレビューします。
「Ryzen7 3700X・RTX3070」を搭載した構成で、どれくらいゲームができるのかが一番知りたいところだと思うので、人気ゲームで検証してみました。
コスパ面も考えてオススメできるのか購入前の参考になれば幸いです。
\最新モデルは下記のリンクから/
ドスパラさんに「XA7R-R37」をお借りして記事を作成しています。構成や価格は変更される可能性がありますので、公式サイトも確認するようになさってください。
ガレリア「XA7R-R37」のレビュー評価
実際にXA7R-R37を使用してみた感想からお伝えすると、こんな感じです。
- 重たいゲームもサクサク動く
- 高FPSも余裕
- 設定をすれば240HzモニターもOK
- 静音性も高い
- 起動速度も爆速
- ゲーム配信(1080P・60FPS)可能
- 搭載ストレージの安定性高め
- 翌日出荷ですぐ手に入る
- ケースは大きいのでデスク上に置くと圧迫感がある
- 使用パーツの詳細が買うまでわからない
- 注文時にカスタマイズして選べるパーツの種類は少なめ
- さらにハイエンド構成に載せ替えるなら電源変更検討
これから先も長く使っていけますし、色々できる構成です。重たいゲームも十分遊べますし、フルHDの動画編集やYoutube配信がしたい人も使えるPCだと思います。
ただし、4K画質最高設定でもサクサク動くゲーミングPCが欲しいなら、ハイエンド構成になっている「ZA9C-R39」がオススメです。
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ガレリア「GALLERIA ZA9C-R39」レビュー!ハイエンドゲーミングPCは4K対応のすごいやつ
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はじめてゲーミングPCを購入したという意見も多いですが、みなさんかなり満足されていますね。
もっと価格を抑えたい・ゲームしかしない・省スペースにおけるといいな。という人は以下の記事で紹介しているゲーミングノートという選択肢もありだと思います。
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約10万円で買えるガレリア「GR1650TGF-T」レビュー!激安ゲーミングノートの動画編集・ゲーム性能【レンタル可能】
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ガレリア「XA7R-R37」のスペック
パーツ | スペック |
OS | Windows10 |
CPU | Ryzen7 3700X |
グラボ | Zotac RTX3070 |
メモリ | 16GB |
マザーボード | AMD-B550 |
M.2 NVMe SSD | Intel 512GB NVMe SSD |
HDD | 無し |
光学ドライブ | 無し |
電源 | 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
※パーツ構成や価格は変更される可能性があるので、公式サイトをチェックしてください。
ゲームを目的に購入するなら十分な構成になっています。
CPU:Ryzen7 3700X
CPU | スコア |
Ryzen9 3900XT | マルチ:7153/シングル:542 |
Core i9-10900K | マルチ:6431/シングル:551 |
Core i9-10850K | マルチ:6350/シングル:539 |
Core i7-10700K | マルチ:4997/シングル:514 |
Ryzen7 3700X | マルチ:4798/シングル:506 |
※細かい数値は計測ごとに変化します
CPUのスコアを図るCINEBENCHを見てみると、インテルのCore i7-10700Kより、少しだけ数値が下
という結果でした。とはいえ、そこまで気にするほどの大きな差ではないですね。
グラボ:Zotac NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB
CPU | スコア |
RTX 3090 | 19422 |
RTX 3080 | 17085 |
RTX 2080Ti | 13828 |
RTX 3070 | 13218・ドスパラでの検証数値(12790) |
RTX 2080 SUPER | 11124 |
※3DMarkのベンチマーク結果(詳細数値は変化します)
グラボの性能は、2021年時点でかなり上のほうです。これまでの主流だった、ハイエンドモデルの2080Tiと同等レベルの性能を持っています。
Amazonでも在庫のあるRTX3070を探してみると、安いもので15万以上。Ryzen7 3700Xは4万円ほどするCPUなので、それだけで20万円ほどします。
21万円以内で新品パーツを使い、同じ構成の自作ゲーミングPCを組むのは現状難しいので、今ゲーミングPCが欲しいならBTOを買ったほうがいいのは確かです。
ガレリア「XA7R-R37」のゲームFPS・ベンチマーク結果・配信
では、ここからは、実際にXA7R-R37でゲームプレイ・ベンチマーク・配信をしたときの結果を紹介します。
フォートナイト・APEX・MHW・アベンジャーズFPS数値
中程度の負荷から重たいゲームまで、人気ゲームのFPS数値を検証してみました。
フォートナイト
設定と画像 | 平均・最大FPS |
プリセットの最高設定の場合 |
平均FPS:165
最大FPS:203 |
必要なもののみオンにする設定へ変更した場合 |
平均FPS:310
最大FPS:374 |
144Hzモニターはもちろん、165・240Hzモニターの性能も生かせそうです。
項目 | 数値 |
3D解像度 | 100% |
描写距離 | 最高 |
影 | オフ |
アンチエイリアス | オフ |
テクスチャ | 低 |
エフェクト | 低 |
ポストプロセス | 低 |
VSYNC | オフ |
モーションブラー | オン |
FPSの表示 | オフ |
レンダリングモード | 11 |
マルチスレッドレンダリングを許可 | オン |
GPUクラッシュでバックの使用 | オフ |
レイテンシーマーカー | オフ |
NVDIA REFLEX低遅延 | オン+ブースト |
レイテンシーフラッシュ | オフ |
Windows10の設定・NVIDIAコントロールの設定も変更していますが、詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
-
PCを高FPSに対応させるWindows10の設定方法7つ!かなりPCが軽くなるかも
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-
FPSを上げるNVIDIAコントロールパネル設定方法!グラボ性能を引き出す3つのコツ!
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APEX
平均FPS:150
最大FPS:216 |
全く設定をいじらずに最高設定のままでプレイしています。平均的に140以上は出ていますが、たまに100くらいになるかなといった感じでした。
なにもしなくても144Hzモニターの性能は発揮できると思います。
モンスターハンターワールド
平均FPS:81
最大FPS:91 |
最高設定の状態でも十分サクサクと動いてくれます。
60FPS以上を常にキープできるので、カクつくことは一切ありません。
アベンジャーズ
平均FPS:76
最高FPS:154 |
結構重たいゲームですが、最高設定60FPS以上でサクサクプレイできます
。最大FPS数値はイベントシーンですね。
キャラクターを操作している画面では、平均FPS数値で安定します。
ゲームベンチマーク結果
各種ゲームベンチマーク結果です。
種類 | 結果 |
最高品質フルHD:すごく快適
軽いゲームのベンチマーク |
|
最高品質フルHD:非常に快適
中程度の負荷のベンチマーク |
|
高品質フルHD:とても快適
高品質4K:やや快適 重たいゲームのベンチマーク |
ゲーム配信時の状況
フォートナイトをOBSを使用してYoutubeで配信した時の状況です。フォートナイトの設定は、上記で紹介した設定にしています。
平均FPS:213
最高FPS:335 |
FPSの出やすい設定ですが、フルHD・60FPSでの配信先の動画を見てもスムーズ
です。
FPSを優先せず、144FPS程度でいいのであれば、もっと画質を上げた好みの設定でプレイすることもできます。
ガレリア「XA7R-R37」の外観
外観と特徴を紹介します。
ガレリア「XA7R-R37」の外観を画像でチェック
前後左右の見た目は、こんな感じ、全体的に落ち着いたデザインでRGBが搭載されていますが消して使うこともできます。
古いケースがブラックだったのに対し、新しいケースはグレー系でブルーのラインがアクセント。
項目 | スペック |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
重量 | 約14Kg |
奥行きが44㎝と書かれていましたが、実際はケーブルを接続するためのスペースも必要なので、設置場所の奥行きは50㎝ほど必要
です。
両サイドのブルーのメッシュ部分もエアフローに関係するため、完全に左右壁にベタ付けすることもできません。
アクセスしやすい前面インターフェース
斜め45度に搭載された前面インターフェース類は使いやすいです。
デスク下に置いても、デスク上に置いても比較的アクセスしやすい位置にポート類が搭載されています。
静音性を保ちながら冷却性能の高いデザイン
ケース上部は排気に使えるようメッシュ形状になっています。
参考
天板構造についてメーカーさんに教えていただきました。天板部分は3層構造になっていて、ヘッドセットやキーボードを置くことも想定済み。メンテナンス性や通気性は確保した構造になっているそうです。
吸気は、サイドパネルのブルーのメッシュ部分から。
電源下にも取り外し可能なメッシュのフィルターが搭載されているので、ホコリの除去がしやすくなっています。
内部を見てみると、前面に140mmファンを搭載。
背面にも140mmファンを搭載。
CPUクーラーは純正品ですが、十分冷えます。
拡張性は十分!
ケース内の拡張性はかなり高いです。大型グラボの場合は、グラボを支えるためのバーが取り付けられているので、安定感も抜群。
電源上の四角い部分にはHDDを増設することができ、Blu-rayドライブもカスタマイズ注文できます。
マザーボードの裏のスペースは、こんな感じです。
上下に電源ケーブルを通しやすい隙間があるので、裏配線に拘って綺麗にケーブルをまとめたい人にもオススメできます。
空冷以外にも、上と全面には簡易水冷ラジエーターを取り付けられる十分なスペースがありました。
背面には2.5インチSSDを2つ
HDDを2つ増設できるスロットを搭載。手でつまむだけで簡単に出てきます。
底の電源横スペースもゆとりがあるので、ケーブルを隠しやすくなっています。
他のPCと比較
他のPCと比較するとどうなのか、調べてみました。似たようなスペックとなるとCore i7 10700搭載モデルですが、価格はそこまで差がありません。
※21年4月時点の価格です。最新価格はリンク先をご確認ください。
単純な金額のみで選ぶならドスパラの「 XA7R-R37」が安いです。そして、カスタマイズしたとしても納期が早いのはドスパラの魅力だと思います。
他メーカーは750WGOLD認証電源を搭載していて、PCショップセブンは、WiFiやBluetoothにも対応。PCショップアークなら最初からストレージが1TBついているのも特徴ですね。
-
ゲーミングPCに必要な容量のおすすめは?選び方の目安と3つの解決方法
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まとめ
グラボがなかなか手に入らない状況ということもあり、グラボの価格は高騰ぎみ。自作PCを作るよりは、BTOを購入したほうが価格を抑えられるのは確かです。
- 重たいゲームもサクサク動く
- 人気ゲームの高FPSも余裕
- 設定をすれば240HzモニターもOK
- 静音性も高い
- 起動速度も爆速
- ゲーム配信(1080P・60FPS)可能
- 搭載ストレージの安定性高め
- 翌日出荷も魅力
ただ、狭いデスクの場合は、ケースが大きいので置き場所を考える必要がありますし、注文時にカスタマイズできる項目やパーツの種類は他メーカーBTOと比較しても少なめです。
カスタマイズでストレージやメモリ容量を最初から追加したい人は、PCショップセブンやPCショップアークのほうがコスパは上だと思います。
最新価格やキャンペーンの情報は、変わっていく可能性があるので、公式サイトをチェックしてください。
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