-
10万以下で買えるコスパゲーミングノートPC!GALLERIA RL5R-G165をレビュー
続きを見る
120Hzモニターまで搭載しているのに10万円程で買えてしまうゲーミングノートPCガレリア「GR1650TGF-T」をレビューします。
価格は、114,979 円(税込)。
でも、いくら安いといっても、パソコンの性能が低いと微妙ですよね。
など、気になるところもあると思います。
そこで今回は、激安ゲーミングノートガレリア「GR1650TGF-T」の機能や特徴。メモリ増設に関してはメーカーさんに教えていただいき、動画編集・フォートナイトのゲームFPS値・お試しに便利なレンタル方法も紹介していきます。
GTX 1650Tiを搭載しているゲーミングPC(BTO)の中でも恐らく最安値。エントリークラスのゲーミングノートPCを安く購入したいならピッタリの商品ですね。
仕事にも趣味にも使えます。
この記事はガレリア「GR1650TGF-T」をお借りし、実機で色々試した結果を執筆しております。
ガレリア「GR1650TGF-T」のスペックと特徴をレビュー
まずはガレリア「GR1650TGF-T」のスペックと特徴をご紹介します。動画でも簡単に情報をまとめています。
GR1650TGF-Tのスペック表
モニター | 15.6インチ(1920×1080) |
リフレッシュレート | 120Hz |
CPU | AMD Ryzen 5 4600H(6コア12スレッド) |
メモリ(企画) | 8GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx1) |
グラボ(GPU) | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti GDDR 4GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
サイズ | 359.8(幅) × 243(奥行き) × 20.5(高さ) mm |
ワイヤレス | WiFi6・Bluetooth5対応 |
重量 | 約1.9kg(ケーブル全て込みで約2.5㎏) |
バッテリー | 約7.5時間 |
価格 | 114,979 円(税込) |
持ち込み修理保証 | 1年保証付き |
参考
2021年時点では、メモリが基本構成で16GBに変更されています。価格は同じ!
エントリーモデルのゲーミングノートPCに必要なスペックを搭載しながらも9万円台という安さで購入できるのは最大の魅力ですね。
ただし、コスパはいいんですが根っとショッピングではメモリが8GBしか選択できません。
ガレリア「GR1650TGF-T」はメモリ増設可能
調べている人も多いと思いますが、ガレリア「GR1650TGF-T」はメモリ増設可能です。
ドスパラさんから教えていただきました
メモリはスロットが1つ空いているので自己責任で増設可能です。インターネットでの購入の場合は選択できませんが、店舗購入の場合「3000円+税」とメモリ代金で増設サービスもしてくれますので、店舗購入される方は検討してみてはいかがでしょうか。
コスパが高いCPU第3世代「Ryzen5 4600H」
ガレリア「GR1650TGF-T」は、インテルのCPUよりも価格面でコスパがいいRyzenCPUを搭載しているのもポイント
。第3世代のRyzen5 4600Hは、ノートPC向けのCPUですが他のインテル製品と比較しても6コア12スレッドの処理能力は高めです。
10万円以上するようなゲーミングノートPCに搭載されていることの多い「Corei710750H」よりもCINEBENCH20スコアは上。シングルスレッドの性能も後で記載しますが、それほど差がないので、かなり優秀なCPUを搭載しています。
グラボ「GeForce GTX 1650 Ti」
ガレリア「GR1650TGF-T」は、エントリークラスのグラフィックボード「GeForce GTX 1650 Ti」を搭載
しています。ミドルクラス程度までのゲームであれば高い品質で遊ぶことができますし、重たいゲームも設定を落とせば60FPS程度でプレイ可能。
もっと高品質で遊びたい人・高スペックで誰よりも有利な環境を手にいれたい人には、スペックが足りませんが、ゲームはそこそこ遊べたらいいなら十分満足できる性能です。
120Hz液晶を搭載!高FPSでヌルヌル動く
スペックの高いゲーミングノートPCに搭載されているような高フレームレート対応の液晶を搭載しているのも特徴です。120Hzという数値までのFPSをモニターに反映させることができます。
ガレリア「GR1650TGF-T」の場合は120FPSの映像でゲームが楽しめるというわけです。ゲーム設定を工夫すれば120Hzモニターの機能を生かすことができます。実際にプレイしてみましたが、60Hzモニターとはやっぱり違いますね。
10万円以下の激安ゲーミングノートなのに動画編集も!
10万円以下で買えるゲーミングノートPCで、どの程度動画編集ができるのか、検証してみました。実際にガレリア「GR1650TGF-T」で作った動画は以下の動画です。
ベンチマークソフト「3DMark」の数値を検証。これくらいの動画ならサクッと外でも作れます。
DaVinci Resolve 16(ダヴィンチリゾルブ)無料版。高画質編集もできる高機能ソフトです。同時にバンディカムを使用し、キャプチャー動画を録画しながら編集しています。
「GR1650TGF-T」の動画編集時の動き
DaVinci Resolve 16は比較的軽量ですが、利用時にメモリ容量を食うのが不安でしたが、実際に使ってみると全く気になることなく編集できました。
編集した動画のボリュームは5分程の動画。読み込みもスムーズで、カットもサクサク動きます。
色編集で細かい調整は、スペックが足りないとカクカクして難しいですが問題なくできました。文字入れ・エフェクトを挿入しても、重たくなりませんね。
8GBしかメモリが無いのにかなり優秀です。
CPU・メモリ使用率
レンダリング中のCPU使用率は100%になりますが、通常時は50%くらいです。ただし、メモリの使用率は70%以上になるので、他のソフトやChromeなどを開きながらだとメモリの容量が足りずに重たくなってきます。
出先で簡単な編集作業をしたい人なら全く問題ありません。例えば、メインはデスクトップPCで作業をしているけど、たまに外でも動画編集できたらいいなという人のサブPCとして最適だと思います。
「GR1650TGF-T」のレンダリング速度
2分くらいの動画をレンダリングするのにかかる時間は1:30秒弱でした。体感速度は意外と速かった!
同じようなエントリークラスとして販売されている「GCL1650TGF(Corei5-10300H 4コア8スレッド)」が7分の動画で9分くらいかかったので、動画編集能力はやはり6コア12スレッドのRyzenCPUが高いですね。
ガレリア「GR1650TGF-T」でフォートナイトをプレイ
実際にフォートナイトをプレイしてみました。60FPS以上で120FPS未満を生かせる設定を色々ためしてみましたので参考にしてください。
描写距離は最高。影を落として、他は最高設定。
この状態だと待機島の段階で60FPSを切ってしまいました。さらに調整していきます。
影をOFF・アンチエイリアスからポストプロセスまでを高に設定。
この状態だと70FPS以上で安定。上は100FPS程度まで出ます。
これだけFPSが出せるなら、フォートナイトクラスのミドルスペックが要求されるゲームでも120Hzモニターの性能が生かせますね。
ガレリア「GR1650TGF-T」のベンチマーク結果
ここからは定番のベンチマークの検証結果を紹介しておきます。
FF15
FF15のベンチマークは非常に重たいので、ここで快適なら重たいゲームもサクサクプレイできるということになりますが、さすがにそこまでのスペックは持っていません。
でも、設定を工夫すればMHWなど重たいゲームもプレイできるレベルだということです。6000以上いけば快適なので惜しいですね。
FF14は高品質ノートPCがベスト
最高品質のデスクトップPCでもプレイはできますが、アライアンスパーティなどを組んだときに多少FPS値が安定しにくく感じます。
実際にプレイしてみましたが、快適にカクつかずにプレイするなら高品質のノートPCがFF14にベストの設定だと思います。
DQ10
このレベルのゲームは、もはや確実にプレイできます。PSO2やマイクラもプレイは確実にできますが、マイクラPC版でMODを入れまくる人は、設定に注意してください。
3Dmark
案外いいスコアが出ました。1万円高い「GCL1650TGF(Corei5-10300H 4コア8スレッド)」にスコアで勝ってますね。
PC名 | グラボ | FireStrike/TimeSpy |
GALLERIA GCR2070RNF-E | GeForce RTX 2070 GDDR6 8GB | 16781/7537 |
GCR2070RGF-QC-G | GeForce RTX2070 MAX-Q | 16408/7003 |
GCR1660TGF-QC | GeForce GTX1660Ti | 13835/5980 |
GCL1650TGF | GTX1650Ti | 8715/3351 |
本機 | GTX1650Ti | 8968/3645 |
GALLERIA XF(デスクトップ) | GeForce RTX 2070 SUPER 8GB | 22101/9967 |
GALLERIA AXV(デスクトップ) | GeForce RTX2060 SUPER 8GB | 19141/8510 |
Cinebench20
シネベンチのスコアも比較。
Corei5-10300H 4コア8スレッド | マルチ:2105・シングル:438 |
Ryzen5 4600H 6コア12スレッド | マルチ:3100・シングル:403 |
シングルスコアでは負けてしまいますが、RyzenCPUはやはりマルチスコアが強い
ですね。シングルスコアもRyzenCPUは改善されてきてるので、かなり近い性能が出ています。
CrystalDiskMark
NVMeSSDを搭載しているので、読み書き速度はかなり高速
です。
大容量データの読み書きもサクサクできてしまいます。
CPU・グラボ・高負荷時の温度変化
FF14ベンチマークを計測時に温度もチェックしてみましたので、参考にしてください。
スタート時はグラボの温度が54°。CPUが68°(通常時は55°くらい)。
ベンチマーク起動後に3分程経過して温度はグラボが59°。CPUが68°と許容範囲内です。
さらにベンチマーク終盤で計測。グラボが61°。CPUは76°という結果になりました。
負荷がかかり、長時間使用しているとキーボードのキー部分が熱で温かくなってきます。ただ、触れないほど熱くなるわけではありませんし、ちょうど腕を置くあたりは全く熱くなりませんでした。
CPU温度が70°を越えてくると、ファンが高速回転しだして60°台まで温度を落としてくれる印象ですね。
ガレリア「GR1650TGF-T」の外観レビュー
では「GR1650TGF-T」の見た目や拡張性能も見ておきましょう。
前面・背面の外観
見た目のイメージで伝えると、かなり落ち着いたシルバー系のマットな色
になっています。
マットですが、しっかり指紋はつきますね。
背面部分は、ゲーミングノートらしくファンの吸排気の大きな網目がついています。滑り止めは4か所に付いており、使用していてもデスク上でしっかり安定してくれる印象です。
モニターと標準スピーカー
15.6インチの非光沢モニターを搭載しており、両サイドと上のベゼルがかなり狭いのが特徴です。開いたら全体的に画面というイメージですね。
スピーカーも搭載されていますが、音はそれなりです。定位感が無いわけではないのですが、ゲーム中はファンの音がエアコンの音くらいはするので、ヘッドセットを使ってゲームをすることをオススメします。
拡張性能!ポート類をチェック
映像端子が背面には搭載されています。
MiniDisplayPort×2・HDMIPort・USB3.2 Gen2 (Type C)
右サイドにはカードリーダーを搭載。カメラで撮影した動画を直接読み込めるのは、個人的にかなり便利だと感じるポイントです。
カードリーダー・USB3.2 Gen1×2
左サイドは、有線LANを搭載。さらにUSBやマイク・イヤホンジャンクも付いてますね。
左側はUSB2.0なので注意です。
LAN・USB 2.0・マイク/イヤホンジャック
キーボードが少し特殊
このPCの微妙だと感じるところでもありますが、テンキーや方向キーを限られたスペースに詰め込んでいるので、キー配置が特殊です。
タイピングしていると「なんで、そのキーがそこに!」と感じることが多々ありました。慣れが必要なキーボードなのは間違いありません。
一般的なフルサイズキーボードに慣れている人は、最初はキーを見ないとミスタイプが多くなりそう。でも、テンキーを使う人なら、コンパクトにまとまっているので使いやすく感じると思います。
専用ソフトで可能なこと
- キーボードライトのON・OFF
- モニターバックライトのON・OFF
- キーボードRGBのカラー一括変更(個別不可)
- 電源設定
- システムモニター(CPU・メモリーの利用状況表示)
そこまで細かい機能はありません。キーボードのバックライトの色を変更したい人は使うだろうなといったところですね。
ゲームモードとOfficeモードを切り替えることができますが、それは本体のキーボード上にあるボタンでもできるので、わざわざソフトを使う必要もありません。
ガレリア「GR1650TGF-T」の気になるところ・良いところ
ここまでのレビューをしてみて、気になるところと良いところを紹介します。
気になるところ
- メモリの選択肢があってもいい
- 特殊なキー配置じゃないテンキーレス版が欲しい
正直ここは贅沢な望みという点でもありますが、可能ならネットショッピングでもメモリの選択肢が16GBも選べたり、一般的なノートPCのキー配置でテンキーレスタイプがあればいいなといったところです。
メモリ増設は可能ですので、増設できる方は自己責任でスペックを向上させることもできます。
参考
2021年時点では、メモリが基本構成で16GBに変更されています。価格は同じ!
良いところ
- コスパ最高の性能
- 動画編集が意外とサクサクできる
- 設定次第で高リフレッシュレートモニターも生かせる
エントリークラスの中でもコスパが最高にいいゲーミングノートだと思います。9万円代ですからね。
それでゲームも動画編集もそれなりにできて、軽量で持ち運びもできるとなると、他の選択肢は限られてくるはず。
マルチタスク性能が強いRyzenの6コア12スレッドCPUを搭載しているのも魅力なので、マルチコア処理が生きてくるソフトを使う人にもオススメですね。
試してから購入したいなら「モノカリ」でレンタル可能
By:モノカリ
GALLERIA「GR1650TGF-T」は、モノカリというサービスを利用することで、レンタルすることが可能です。
そんな人にオススメのサービスだと思います。発生する費用は、以下のような料金体系になっていました。
プラン | 価格 | 延長追加料金 |
4日間 | 7,900円~ | 1日+800円 |
30日間 | 17,000円~ | 30日+17,000円 |
なるべくコストを抑えて、短期間試してみたい方は4日間プランがいいかもしれませんね。ガレリア「GR1650TGF-T」をじっくり使いたいかたは、1ヶ月プランのほうがお得だと思います。支払い方法は、クレジットカードのみです。
ゲーミングPCレンタルページにも記載されていますが、送料(返送込み)も無料で、返却は郵便局・コンビニから送るだけです。
まとめ
今回はドスパラが販売しているガレリア「GR1650TGF-T」の特徴や機能。動画編集やゲームをしたときの使用感を紹介してきました。
コスパ重視でエントリークラスのゲーミングノートPCを買いたい人にオススメできる商品です。外出先でちょっとした動画編集やゲームもできたらいいなと思う人は検討してみる価値があると思いますよ。
項目 | スペック |
CPU | Ryzen 5 4600H |
グラボ | GeForce GTX 1650 Ti GDDR 4GB |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
価格:89,980円(+税)
※21年2月2日時点での価格です