AMDのCPU「Ryzen 7000シリーズ」ですが、コスパがいいものからハイエンドまで種類が豊富。
対応するチップセットやできることに違いがあるのでマザーボード選びがややこしいです。
そこでこの記事では、Ryzen7000シリーズで使用できるマザーボードの選び方やおすすめを紹介していますので、マザーボード選びの参考にしていただければ幸いです。
記事執筆時点(2023年8月)に販売されている7000シリーズは、以下のラインナップとなっています。
- Ryzen 5 7600
- Ryzen 5 7600X
- Ryzen 7 7700
- Ryzen 7 7700X
- Ryzen 7 78003D
- Ryzen 9 7900
- Ryzen 9 7900X
- Ryzen 9 7900X3D
- Ryzen 9 7950X
- Ryzen 9 7950X3D
Ryzan7000シリーズにおすすめのマザーボードの選び方
必ず必須になってくるのがチップセット。マザーボードは各チップセットの特徴を把握して選びましょう。
A620・B650・X670の順番で価格も性能も上がります。チップセットには、それぞれ特徴があるので、特徴も詳しく見てみましょう。
ソケットはAM5
7000シリーズは、全てソケットAM5ですので、間違えないように
してください。
マザーボードのCPUを取り付ける部分の基盤部分を「ソケット」といい、形状は対応するCPUごとに異なります。
各チップセットにおすすめのCPUを選ぶ
CPUの種類 | X670E
X670 |
B650E
B650 |
A620 |
7000無印 | OK | OK | OK |
7000X | OK | OK | 向いていない |
7000X3D | OK | OK | 向いていない |
Ryzen7000シリーズの無印を使用するなら、どのチップセットを使っても基本問題はありません。
ただし性能もW数も高くなる7000XやX3Dを使用する予定の方は、B650・X670から選ぶのが安心です。
VRMが多いものなら、消費W数の多いCPUも使えますが、基本的に低電力向けだと思っておいたほうが選びやすいです。
ケースや拡張性を考えたフォームファクタを選ぶ
- ミドルサイズケース以上はATX・MicroATX・MiniITX
- コンパクトなケースならMicroATX・MiniITX
ケースが決まっているならケース基準。ATXが入るケースは、どのフォームファクタでも問題ありません。
コンパクトサイズの小さいケースを使いたい人は、対応するフォームファクタで製品を絞りましょう。
メモリの対応クロックをチェック
対応クロックはマザーボードごとに違う。
6000Hz | 5600Hz | 6600Hz |
メモリをオーバークロックして性能をアップしたいと考えている人は、基本的にどのマザーボードでも可能です。
ただし、対応するクロック数が上記のようにマザーボードによって違うため、そこは仕様を確認しておきましょう。
普通にゲームするための自作PCを作りたい人は、気にしなくてもいいです
使いたいM.2SSDに合わせる
最新のGen5対応のM.2SSDを搭載したいと思っていないなら、A620・B650を選ぶといい。
どのチップセットも7000MB/sほどの読み書きができるGen4対応のM.2SSDは仕様可能です。
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CPUとグラボの接続
Gen5に対応しているものが必要なら、末尾にEが付いているもののみ対応
しています。
Gen5はいらない人は、どれを選んでもOKです。
利用できる拡張機能をチェック
機能 | X670E
X670 |
B650E
B650 |
A620 |
USB 20Gbps | 2 | 1 | ー |
USB 10Gbps | 12 | 6 | 2 |
USB 5Gbps | ー | ー | 2 |
SATA | 8 | 4 | 4 |
PCIe | 44 | 36 | 32 |
拡張性が高く、高速転送に対応してくるのはB650以上。
高速転送可能な環境が欲しいならB650以上を選ぶと快適ですね。
便利な機能もチェック
有線LANケーブルで接続できない環境の人は、WiFi対応にしておくと便利
です。
下記の記事でやり方を記載しているので、興味があるかたは読んでみて下さい。
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各チップセットのおすすめマザーボードBest4
上記の選び方をもとに、各チップセットを使うのは、どんな人におすすめかまとめます。
TDP 65WCPU無印を使うならASRock「A620M Pro RS」
ここまでのまとめになってきますが、価格が安く、性能も普通のA620は低電力で動くことを目的としているRyzen7000シリーズ無印との相性がいいです。
以下のCPUを使う予定のかた、予算をなるべく抑えたいかたは、A620を検討してみてください。
- Ryzen 5 7600
- Ryzen 7 7700
- Ryzen 9 7900
どの機能もある程度使いたいならASRock「B650M Pro RS」
DDR5メモリ&好きなCPUを使えて拡張性もそこそこ高いものが欲しい人。
あまり悩みたくない人はB650がおすすめです。
高速転送・拡張性も必要ならX670
かなりコアな使い方をする人だと思いますが、PCの性能を引き出して使用したい人。
高速転送・外部ストレージへの転送なども頻繁にある人はX670が便利です。
Gen5を使いたい人は「E」付きMSI「MAG X670E TOMAHAWK WIFI」
Gen5のM.2SSDなど、超高速転送にも対応したシステムに興味がある人。
最高の環境を作りたい人は「E」付きを購入しましょう。
Gen5系統も全て使えますし、M.2スロットも豊富なので2.5インチなども付けなくてもいい。WiFiにも対応している全部入りマザーボードでした。
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ご自分で探したい人は「チップセット名+フォームファクタ名」で探すのがおすすめ。
売れ筋から選びたい人は、下記のリンク先を参考にしてください。