PS5本体の容量を増設したいけど、製品がたくさんありすぎて、どれを買おうか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、自作PCの作成でM.2SSDを使いまくっている筆者が、PS5で確実に使用できるM.2SSDの中でも耐久性に優れた製品2024年版をランキング形式で紹介します。
注意ポイント
PS5に増設するためのM.2SSDを人気や価格だけで選ぶと損することになるかもしれません。
そんな疑問にお答えします。
PS5に対応した転送速度が速い製品の数は増えてきましたが、耐久性も求めるとなると商品は絞られてきます。
簡単に商品を探すコツも紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
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PS5の内臓ストレージ(M.2SSD)増設は必須
PS5旧世代に初期搭載されているストレージ容量は「825GB」です。
そして、その容量の中で実際にゲームデータ用として利用できるのは「667.2GB」に制限されています。
ただし、1TB全て使用できるわけではなく、システム領域として確保されている部分があるので実際に使用できるのは848GBとなっています
タイプ | 搭載容量 | 実際に使える容量 |
PS5初期型 | 825GB | 667.2GB |
PS5新型(ディスク・デジタル) | 1TB | 848GB |
問題点として、PS5のゲームデータは映像が綺麗になってきているので、必要な容量も上がってきています。
では、例として人気ゲームの容量を見てみましょう。
FinalFantasy16 | 91.11GB |
FinalFantasy14 | 90GB以上 |
グランツーリスモ7 | 107.4GB |
ストリートファイター6 | 52.71GB |
FinalFantasy7リメイク | 85.92GB以上(追加コンテンツをダウンロードする場合) |
Apex Legends | 77.71GB以上 |
原神 | 77.74GB以上 |
最新のハイクオリティゲームは1本だけで100GBを超えます。
定期的にバージョンアップを繰り返してボリュームが増えるゲームをしている場合、空き容量を確保しておかないと、そのうち遊べなくなります。
注意ポイント
パッケージ版を購入しているとしても、ゲームデータのインストールは必要です。
容量が足りなくなれば、インストールできなくなるので注意してください。
PS5の内臓SSD増設に使えるM.2SSDの選び方!ポイントは5つ
インターフェース | PCI-Express Gen4×4対応M.2 NVMe SSD(Key M) |
ストレージ | 250GB~4TB |
対応サイズ | 2230.2242.2260.2280.22110 |
放熱構造を含むサイズ
(ヒートシンク込みという意味) |
幅:最大25mm
長さ:30/40/60/80/110mm 高さ:最大11.25mm(基板から上8mmまで、基板から下2.45mmまで) |
読み込み速度 | 5,500MB/秒以上を推奨 |
ソケットタイプ | Soket 3(Key M) |
この表を見てすぐ理解できる人は、自作PCを作りなれてる人です。
PCIe4.0(Gen4)対応は必須!
必ず商品ページのスペックにGen4(ジェンフォー)対応と書かれている商品を選んでください
。
Gen3と記載されているものは転送速度が4000MB/sなどになるため対応していません。
Amazonなどで検索してみると分かりますが、同じM.2SSDでも安いと思って飛びつくと、PS5に対応していない商品がたくさん出てきます。
少し専門的な知識も知りたいなって方は下の情報も見てみてください。
タップorクリックで開きます👇
7000MB/sの製品を選べばOK
公式の推奨スペックは、5500MB以上。
5500MB以上の商品はそこそこ出てきています。
上の画像は、読み込み7300MBのFirecuda 530をチェックした際の数値です。
公表数値通りのスペックが出ていますね。
PS5で速度テストをした結果がこちら。
結果は、6,558MB/s。
PCで使用したときほどの速度は出ません。
注意ポイント
純正ストレージよりロードが早くなる製品が多いです。
ただし、7,000MB以上の製品同士で比較するとPS5上での読み込み速度は6500MB付近ばかりなので、体感できるほどの差はないと思っていいと思います。
さらに下記の表にあるとおり、転送速度は容量に比例して早くなります。
CFDの製品は500GBを購入してしまうと最大6500MB/sしか対応していません。
ストレージ容量は1TB以上がおすすめ
注意ポイント
M.2SSDには撮影したビデオクリップ・スクリーンショットなどのデータは入れることができません。
ゲームのみ入れることを考えて選ぶ必要があります。
おすすめは上記でも触れた転送速度のことも考えると1TB以上です。
そして、増設できる内臓スロットは、1つしかないことを考えたうえで選ぶことをオススメします。
動画やスクショ撮影する場合の参考数値
- 2分ほどの動画1本:約300MB 10分撮影すれば1.5GB
- スクショ1枚は10数MB
このデータは本体にしか保存できません。
長く使いたいなら耐久性に拘ろう
販売されているSSDによっては、寿命=書き込み可能な上限がわかる「TBW」という数値が記載されています
。
この数値を比較することで、より寿命の長いSSDを見つけることも可能です。
あとは、公表されていないMTBF(平均故障間隔)の時間を目安にしてみることもできます。
これは何百時間って書かれているので分かりやすいです。
一例としてFirecuda 530の場合は
- TBW:1275TBW
- MTBF:180万時間
でした。
数値を公表していないメーカーが多いのですが、この商品は比較的安心して使えるかと思います。
ヒートシンク付きは高さに注意!
PS5に取り付けられるのは、ヒートシンクを付けた状態で、高さが11.25mm以内です。
中にはヒートシンク付きで販売されている商品もあります。
例えば、Corsairの商品
- Gen4対応
- 転送速度7000MB
はクリアしていますが、高さが15mmあるので搭載できません。
転送速度はクリアしていても、PS5に入らないものは多数ありますので注意が必要です。
商品を探すコツ
ポイント
PS5公式ライセンス取得製品
PS5の公式認証を取得している製品も販売されており、安心感を重視するなら下記の製品を比較して購入するのもおすすめです。
Western Digital 内蔵SSD
2TBでヒートシンク付き、差し込むだけで使用可能。
読取りは最大7000MB。容量は1TBから4TBまで選択できます。
Seagate Game Drive PS5(おすすめ)
Western Digitalより転送速度が速く、耐久性も高いのがSeagateです。
価格もこちらのほうが安いので、安心感重視でコスパも求めるなら、こちらをおすすめします。
PS5の内臓SSD増設におすすめのM.2SSDランキング16選
ここまでの選び方をふまえて、PS5で利用可能なM.2SSDを紹介していきます。
全てGen4対応で、高さも問題ありません。
商品の転送速度だけではなく耐久性も総合的に判断したランキングにしています。
1位:G-Storategy NV470 02TBY3G1/耐久性とコスパが抜群
転送速度 | 2TB:7450/6750 |
容量 | 1TB~4TB |
TBW | 1TB/1800TBW・2TB/3600TBW・4TB/7200TBW |
MTBF | 200万時間 |
ヒートシンク搭載で、1万円台で購入可能。
しかも耐久性の高さが圧倒的なスペックを持っています。
ボタン
容量ごとのラインナップがされています。売り切れていることもあるので、お早めに。
2位:Monster Storage SSD:Amazonレビューも高評価
転送速度 | 7000/6000MB/s |
容量 | 500GB~4TB |
TBW | 2TB:3600TBW |
MTBF | 不明 |
転送速度は普通ですが、価格と耐久性でランキング上位です。
記事作成時点での価格は、1万円台で、容量は2TB。容量の選択肢は少ないですが、PS5での動作確認済み製品になっています。
3位:Seagate FireCuda 530:公式ライセンス取得の安定感と耐久性
転送速度 | 500GB/7000MB/s・1.2.4TB/7300MB/s |
容量 | 500GB~4TB |
TBW | 500GB/640TBW・1TB/1275TBW・2TB/2550TBW・4TB/5100TBW |
MTBF | 180万時間 |
圧倒的なTBWを誇る耐久性に優れたM.2SSDです。個人的にPS5だけでなくPCでも使用しています。
高速転送・耐久性・メーカーの安心性を重視して購入したい方にオススメ。
さきほど紹介した、PS5の公式ライセンス取得製品も性能は同じです。容量が4TB欲しい方は、こちらを選ぶといいと思います。
ポイント
ヒートシンク無しと有りで比較した結果、ヒートシンク有りの性能は、別売りヒートシンクとセットで使用した場合よりも上でした。
予算が許すならヒートシンク有りをオススメします。
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4位:Kingston FURY SSD Renegade
転送速度 | 全て7300MB/s |
容量 | 500GB~4TB |
TBW | 500GB/500TBW・1TB/1000TBW・2TB/2000TBW・4TB/4000TBW |
MTBF | 180万時間 |
ストレージを多く販売しているメーカーで、PS5も動作認証済み。
耐久性の高さをチェックできるTBWとMTBFも高めで、比較すると2番目あたりの数値です。
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「Kingston FURY Renegade SSD ヒートシンクモデル」をレビュー!PS5のロード時間を高速化できる内蔵M.2SSD
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5位:Kingston SKC3000D/4096G
転送速度 | 最大7000MB/s |
容量 | 500GB~4TB |
TBW | 1TB/780TBW・2TB/1560TBW・4TB/3120TBW |
MTBF | 180万時間 |
早くて発熱も抑えられると評価されている製品です。
最大TBWは上位2つより劣りますが、MTBFは180万時間と耐久性も高い製品です。
6位:トランセンド TS4TMTE250S
転送速度 | 最大7500MB/s |
容量 | 1TB~4TB |
TBW | 最大4TB/3120TBW |
MTBF | 300万時間 |
この記事で紹介するPS5でも使える内蔵ストレージとしては、一番高速の7500MB/sに対応。
MTBFも最大300万時間と耐久性にも優れた製品です。
7位:Lexar LNM790X004T-RNNNG
転送速度 | 最大7400MB/s |
容量 | 1TB~4TB |
TBW | 最大4TB/3000TBW |
MTBF | 150万時間 |
4TBのみヒートシンク付きが販売されている製品です。
コストパフォーマンスが高く、PS5に必要な性能も揃っています。
8位:ADATA GAMMIX S70 BLADE
転送速度 | 最大7400MB/s |
容量 | 1TB~2TB |
TBW | 1TB/740TBW・2TB/1480TBW |
MTBF | 200万時間 |
アルミニウム製のヒートシンクを搭載した商品で、メーカー公式ページでも、そのまま使えることを公表している商品です。
別途ヒートシンクを買いたくない人、かつ安く抑えたい人にオススメかなと思います。
9位:CFD販売 PG4VNZシリーズ
転送速度 | 最大7200MB/s |
容量 | 500GB~4TB |
TBW | 最大3000TBW |
MTBF | 160万時間 |
PS5対応でTBWも比較的高めですが、4TBは価格が高すぎます。
購入する場合は、2TBまでがお得です。
10位:MSI SPATIUM M480
転送速度 | 最大7000MB/s |
容量 | 1TB~2TB |
TBW | 1TB/700TBW・2TB/1400TBW |
MTBF | 160万時間 |
ゲーミングPCのパーツなどを多く販売しているMSIのM.2SSDです。
PS5で使用できますが、スペックのわりに価格は高め、ブランド価格になってる気もします。
11位:Samsung 990 PRO
転送速度 | 最大7450MB/s |
容量 | 1TB/2TB |
TBW | 最大1200TBW |
MTBF | 150万時間 |
980PROよりも性能が向上した製品です。有名メーカーのため利用者が多いですが、以前ほどの最強感は無くなってきています。
ただ、耐久性ではなく転送速度が向上しており、体感できるほどの差ではないため価格で選ぶなら980PROのヒートシンク付きがお得。
12位:Samsung 980 PRO
転送速度 | 最大7000MB/s |
容量 | 250GB~2TB |
TBW | 250GB/150TBW・500GB/300TBW・1TB/600TBW・2TB/1200TBW |
MTBF | 150万時間 |
比較的利用者のレビューを見かける商品
です。転送速度は最大7000MB。
ヒートシンク付きのセット品は価格が2,000円ほど上がりますが、PS5に取り付けられる商品です。
13位:Acer Predator GM7 2TB
転送速度 | 最大7200MB/s |
容量 | 1TB~2TB |
TBW | 最大1200TBW |
MTBF | 150万時間 |
Acerもゲーミングデバイスや周辺機器で有名なメーカー。
性能は普通ですが、価格が安いのがメリット。
14位:Western Digital SN850
転送速度 | 最大7000MB/s |
容量 | 500GB~2TB |
TBW | 500GB/300TBW・1TB/600TBW・2TB/1200TBW |
MTBF | 不明 |
WDのM.2SSDもヒートシンク付きが販売されており、そのままPS5へ搭載できるサイズです。
ただしMTBFが公開されていません。
PS5の内臓SSD増設におすすめのM.2SSD比較表(2TB)
製品名/リンク | 価格 | 読み書き速度 | TBW/MTBF |
G-Storategy NV47002TBY3G1 | 17,500円 | 7450/6750MB/s | 3600/200万時間 |
Monster Storage SSD | 19,800円 | 7100/6750MB/s | 3600/不明 |
Seagate FireCuda 530 | 25,800円 | 7,300MB/s | 2550/180万時間 |
Kingston FURY SSD Renegade レネゲード | 31,980円 | 7,300MB/s | 2000/180万時間 |
Kingston SKC3000D/2048G | 26,980円 | 7,000MB/s | 1560/180万時間 |
トランセンド TS2TMTE250H | 21,800円 | 7,100MB/s | 1560/300万時間 |
Lexar LNM790X004T-RNNNG | 17,980円 | 7,400MB/s | 1500/150万時間 |
ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 2TB | 26,037円 | 7,400MB/s | 1480/200万時間 |
CFD販売 PG4NZLシリーズ 2TB | 38,520円 | 7,200MB/s | 1400/160万時間 |
MSI SPATIUM M480 | 50,000円 | 7,000MB/s | 1400/160万時間 |
Samsung 990 PRO | 25,990円 | 7,450MB/s | 1200/150万時間 |
Samsung 980 PRO | 30,800円 | 7,000MB/s | 1200/150万時間 |
Acer Predator GM7 2TB | 20,980円 | 7,200MB/s | 1200/150万時間 |
Western Digital SN850 | 26,220円 | 7,000MB/s | 1200/不明 |
※参考価格は2TBのヒートシンク無しの価格です。
PS5で確実に使えるヒートシンク
片面を冷やすか、両面冷やすかの2種類ですが、以下の2商品は確実に利用できるのでオススメです。
取り付け簡単な定番ヒートシンク
超冷える最強ヒートシンク
価格は少し上がりますが、本気で冷やしたい人におすすめのベストセラーヒートシンクです。
SSDを安定して冷やすPS5ケース
PS5の外側のプレートごと交換する冷却ファンです。
取り付けも簡単で、人気が高く、冷却性能も高め。
M.2SSDの取り付けは超簡単!コレさえあればできます
必要な工具は、サイズがNo1規格のプラスドライバー。
家にある適当なプラスドライバーでPS5のネジを回すと、ネジ穴つぶす可能性があるので気を付けてください。使われているネジ穴が普通より小さいです。
取り付け手順は、以下の動画で紹介していますので、ご確認ください。
コストを抑えたいなら外付けSSDにゲームデータを避難させる
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まとめ
自分で探す場合は、以下のポイントを考えてみてください。
ポイント
- Gen4対応
- 容量250GB以上4TBまで(1TB以上がおすすめ)
- 5,500MB以上の転送速度
- 耐久性はなるべく高め(TBWで比較)
- ヒートシンク付きは高さ11.25mmまで
この条件をクリアしていれば、PS5に取り付けて利用することができます。あとは、予算と相談して1TB・2TBなど決めていきましょう。
容量を増やせば、安心して自由にゲームをダウンロードできます。いちいちゲームデータ消したりなど面倒な作業をしなくて済むので是非取り入れてみてください。
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Seagate FireCuda 530レビュー!PS5対応の高速転送と耐久性を備えたGen4 M.2 SSD
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