
この記事では、「MiniTool MovieMaker 無料版(V8.1)」を実際に使ってみたレビューをお届けします。初心者でも安心して使えるのか、どんな機能が無料で使えるのか、実際の画面キャプチャとともに詳しく解説していきましょう。
近年、SNSや動画投稿サイトの普及により、動画編集のニーズは急速に高まっています。しかし、初めての方にとって、高価な有料ソフトはハードルが高いですよね。
そこで今回は、コストをかけずに動画編集を始めたい方へ向けて、無料で使えるMiniTool MovieMakerの実力を徹底検証しました。
提供:MiniTool
MiniTool MovieMakerってどんなソフト?
MiniTool MovieMakerは、Windows専用の動画編集ソフトで、無料版でありながら驚くほど多機能なのが特徴です。
軽量でシンプルな設計ながら、基本的な編集機能はほぼ網羅されているのが魅力ですね。
海外ユーザーの間では既に高い評価を得ており、最近では日本でも注目され始めているソフトになります。
特に「無料なのに広告やウォーターマーク(メーカーロゴの透かし)無し」で書き出せる点は、他の無料ソフトにはない大きなメリットです。
公式サイトによると、「初心者からプロまで」使えるとうたっていますが、実際のところはどうなのか?
早速、インストールから使用感まで詳しく見ていきましょう。
インストールから起動までの流れ
まず、公式サイトからソフトをダウンロードします。サイトは英語表記が基本ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば日本語でも見れるので、初心者でも迷わずダウンロードできるはずです。ファイルサイズは約100MB程度と比較的軽量なので、ダウンロードもスムーズに完了しますよ。
インストーラーを起動すると、英語での案内が始まります。基本的には「Next」ボタンを押していくだけで進められますが、途中でライセンス契約への同意が求められますが、内容をざっと確認して「I agree」を選択すれば、インストールが進みます。
インストール完了後、ソフトを起動すると、シンプルなインターフェースが現れました。
最初に起動すると、16:9・9:16など、どの解像度で作成するかの選択肢が出てくるので選択して起動します。
左上にはバージョン8.1の表示があり、最新版であることが確認できます。
初回起動時には簡単なチュートリアルも表示されるので、英語が多少読める方なら問題なく操作を始められることでしょう。
簡単に説明すると
ポイント
- まず画面左上のフォルダマークに動画を入れ
- 下のラインにドラッグアンドドロップで入れる
- タイトルやトランジションはメニューバーからドラッグアンドドロップ
- 最後に画面右上のExportから動画を書き出す
そんな流れを説明してくれます。
実際に触って分かった!無料版でできること
基本的な編集機能が充実
MiniTool MovieMakerの無料版で特に印象的だったのは、基本的な編集機能がしっかり実装されている点です。
トリミングやカットはもちろん、BGM挿入、テキスト追加といった作業も直感的に行えました。
タイムライン上で動画を簡単に分割・結合でき、不要な部分のカットも思いのまま。テキストエディタも使いやすく、フォントサイズやカラー、スタイルなど細かな調整が可能になっています。
字幕を入れる作業も、ドラッグ&ドロップの簡単操作で行えます。
豊富なエフェクトとトランジション
無料版でありながら、フィルターやトランジション、ズームエフェクトなど様々な効果が用意されていることに驚きました。動画に独自の雰囲気を与えたい時や、場面転換をスムーズにしたい時に重宝します。
特にトランジションの種類は予想以上に豊富で、フェード、ディゾルブ、ワイプなど多彩な効果を試すことが可能です。これだけの種類が無料で使えるのは驚きですね。

無料版の制限と注意点
MiniTool MovieMakerの無料版には、いくつかの制限があります。
最初の3回までは動画の長さに制限がありませんが、4回目以降は「2分まで」という出力制限が設けられています。

そして、最大のハードルとなり得るのが「日本語非対応」という点です。
インターフェースは英語表記のみで、日本語のメニューやヘルプは用意されていません。

使って感じた「良かった点・気になった点」
良かった点
- 無料なのに広告・ウォーターマークなし: 多くの無料ソフトでは避けられない広告表示やロゴの透かしがないのは非常に大きなメリット。
- インストールが軽量: 100MB程度のサイズで、インストールもスムーズに完了します。
- 直感的なUI: アイコンやボタンの配置が論理的で、動画編集の経験者なら迷わず操作できるでしょう。
- 多機能なのにシンプル: 必要な機能が過不足なく揃っていながら、画面がごちゃごちゃしていないのが好印象でした。
気になった点
- 日本語非対応: 英語表記のみなので、英語に馴染みがない方には少しハードルが高いと思います。
- 無料版の時間制限: 4回目以降の出力が2分までという制限は、長めの動画を作りたい方には厳しい仕様になっています。
- 書き出し設定の選択肢: 解像度やフォーマットの選択肢はあるものの、細かなビットレート調整などの高度な設定は限られているようです。
海外ユーザーの声・レビューのまとめ
海外の評価サイトやフォーラムでは、MiniTool MovieMakerについて様々な意見が見られました。

という高評価が多い一方で

という指摘も少なくありません。

という声も多く見られました。
初心者向けという点では

という意見が多数派のようです。
一部では「モバイル版がないのが残念」という要望も寄せられていました。
確かにモバイル版で、これだけできたら十分かなって感じもしますね。
こんな人におすすめ
MiniTool MovieMakerは、以下のような方におすすめできる動画編集ソフトになります。
- とにかく無料で動画編集を始めたい方
- テキスト・BGM・トランジションを簡単に入れたい方
- YouTubeやSNS用にシンプルな動画を作りたい方
- ある程度英語が読める、または動画編集の経験がある方
特に、「お試しで編集してみたい」「短い動画をサクッと編集したい」という用途には最適だと思います。
長期的に使用したい場合は、制限を解除した有料版への移行も検討する価値がありますよ。
まとめ:MiniTool MovieMakerは"アリ"か?
MiniTool MovieMaker無料版は、初心者〜中級者向けの動画編集ソフトとして非常におすすめできます。
詳細・ダウンロードはこちらからどうぞ: 👉 https://moviemaker.minitool.com/jp/
MiniTool MovieMaker 無料版(V8.1)の主な機能一覧
機能内容 | 詳細 |
---|---|
トリミング / カット | シーンごとに動画を切り出し、不要な部分を削除可能 |
テキスト追加 | タイトルや字幕を自由に挿入可能 |
BGM・音声挿入 | 音楽ファイルの追加や、フェードイン・アウトの設定が可能 |
トランジション / エフェクト | スライド切替や映像効果を簡単に追加 |
出力設定 | 720p・1080p・4Kまでの高画質出力が可能(無料でも対応) |
UI言語 | 英語のみ(日本語未対応) |
有料版との違い | 無料版は2分制限あり(3回まで制限なし)、高度な機能・素材は有料版で解放 |
日本語UIがない点や、無料版のエクスポート制限など気になるポイントはあるものの、「ちょっと編集してみたい」という用途には十分すぎる性能を持っていると感じました。
初心者の方は英語表記に最初は戸惑うかもしれませんが、基本的な操作方法さえ覚えてしまえば、直感的なインターフェースで快適に編集作業を進められるはずです。
動画編集に興味はあるけれど、いきなり高額な有料ソフトに手を出すのは躊躇している…そんな方にとって、MiniTool MovieMakerは選択肢の一つになるソフトでした。