今回は、Lenovoの中のゲーミングPCブランド「Legion T570i」をしばらく使ってみたのでレビューしていきます。
コンパクトケースが使用されていて、エントリークラスのグラボGTX 1660 SUPERを搭載した製品です。
結論
フルHDゲームは144FPSで十分遊べるスペック
動画編集も問題なくでき、処理能力は低くはありません
コスパはいいモデル
どれくらいゲームができるのか人気ゲームのFPSやベンチマーク・配信や動画編集が可能かも検証してみましたので、参考にしていただければと思います。
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レビュー用に製品をお借りして記事を書いています
Legion T570iのスペックと特徴
今回レビューした製品のスペックは以下のとおりです。
型番 | 90SV009QJM |
OS | Windows11 |
CPU | Core i5-12400F |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB DDR5 4800MHz |
ストレージ | SSD512GB |
HDD1TB | |
ワイヤレスアダプタ | Wi-Fi 6対応・Bluetooth内臓 |
サイズ | 約 205 x 420 x 395mm |
重量 | 約14㎏ |
保証期間 | 1年間 |
価格は税込・送料無料
124,850円
※レビュー公開時点
コンパクトなケースを使用
大容量のCPUクーラーを搭載できるミドルケースが使用されています。
通気性が良く、冷却性能も高い印象を受けました。細かくは、外観で紹介します。
アンテナ無しのWiFi・Bluetooth対応は地味に便利
アンテナがどこにもないですが、WiFiやBluetoothに対応しています。
- 有線LANが持ってこれない人
- Bluetoothイヤホンなどのガジェットを接続したい人
にとってはかなり便利です。
6コア12スレッドの12世代CPU
第12世代のCore i5 12400Fが使用されていました。
今でもコスパが良く売れすじ上位をキープしているCPUです。
現状のエントリーモデルのGTX 1660 SUPER
コスパモデルによく搭載されているGTX1600番台のグラボです。
結構前のグラボですが、まだまだ現役で使えますし、フルHD程度の画質なら全く問題なく遊べます。
ストレージは2種類初期搭載
システムストレージが512GBのSSD。
保存用としてHDD1TBが搭載されています。
SSDの転送速度を計測してみましたが、かなり高速転送可能なM.2が搭載されていました。
Legion T570iのゲームFPS数値
今回は、以下の4つのゲームを検証してみました。
- Apex Legends
- Fortnite
- Overwatch 2
- Cyberpunk 2077
Apex Legends
ゲームの負荷は中くらいのゲームです。
視野角は104にして設定は必要なものだけONにしています。
降下時の重たい時のFPS
平均122FPS 一時的に90FPSくらいまで落ちますが、基本150FPSくらいをキープできます。 |
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中盤以降戦闘シーン
平均158FPS だいたい全体を通して130~170FPSでプレイできました。 |
Fortnite
まずは競技設定から
降下時
重たくなる降下時で平均199FPS。 |
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戦闘終盤
FPS自体は300以上出ますが、平均は全体を通して200前半でした。 |
次にパフォーマンスモード
降下時
平均212FPSと競技設定より少し上がったかなという程度。 |
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戦闘終盤
こちらも同じで平均FPSが200前半から200半ばまで上がりました。 |
Overwatch 2
カジュアルに遊びやすい「Overwatch 2」もプレイしてみた結果です。
設定は高め、FPSの上限は600に設定してプレイしています。
平均FPSがだいたい200くらいで落ち着きました。
実際にプレイしたときも、差はあまりありません。 |
Cyberpunk 2077
かなり重たいことで有名なゲーム。
搭載されているグラボにレイトレーシング機能がないので、最高のウルトラまでを検証しています。
高設定
平均60FPS程度出るので、快適にプレイ可能です。 |
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ウルトラ設定
ここまで設定を上げると綺麗ですが、平均FPSは50を下回ります。 ただし、FPSゲームというわけでなければ30FPS以上出ていればプレイは可能です。 |
ゲームプレイに関してまとめると
- フルHD画質なら重たいゲームまで快適にプレイ可能
- FPSを出したい場合は、最高設定ではなく、競技設定などFPSが出る設定に変更が必要
- Cyberpunkのようなかなり重たいゲームは、多少設定を落とす必要があります
Youtube配信時のFPS
このPC一台で、ゲームプレイと配信を行ったときのFPS数値です。
設定にもよりますが、結構FPS数値は下がります。
降下時
FPSは80ほど出ますが、平均は60ほど |
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戦闘終盤
全体の平均FPSは70~80ほどになりました |
プレイはできますが、これ一台でゲームも配信もとなるとPCのパワーが足りない感じ
です。
Legion T570iのベンチマーク結果
定番のベンチマーク結果です
ドラクエ10
スコアは23326ですごく快適
最高設定でサクサクプレイできます
FF14
スコアは15494で非常に快適
FF14は、そこそこ重たくなってきましたがミドルクラス程度のグラボで十分遊べます
FF15
重ためのゲームベンチですが、高品質設定でスコアは6256・快適。
標準品質に落とすと8536で快適。どちらにしても快適にプレイはできますが、余裕がある感じではありません。
動画編集は可能
12世代のCPUを搭載しているので、フルHDの動画編集は余裕
です。
重たい動画や画像編集を快適にしたい人には、スペック不足かもしれませんので、もう少しメモリ容量が大きい製品を購入したほうがいいかもしれません。
Legion T570iの外観
見た目はとてもシンプルなブラック。質感は、少し触るとサラサラとした感じです。
前面のロゴはLEDが点灯します。
上や前はメッシュ構造になっていて、通気性はよさそうです
中が見えないシンプルなデザイン
左右どちらにも透明のパネルは搭載していないので、中を見ることはできません。
ケースサイズが小さいので仕方ないですが、前面のポート類は少ないです
前面ポートは上に、電源・イヤホン/ヘッドホン・USBTypeAが2つ
背面は少し見づらいですが、USBTypeCが1つ・USBTypeAが6つ・有線LAN・オーディオ系端子
グラボはHDMIが1つ・Displayportが1つ・DVIが1つでした。
良かった点と気になった点
良かった点
- MicroATXを使用した少しコンパクトでシンプルなケース
- フルHDのゲームをプレイするなら問題なく遊べる
- 軽い動画編集なら可能
- BluetoothやWifi対応なのも便利
気になった点
- ポート類は多くない
よくできているPCなので、どうにもならないデメリットを上げるとすると前面ポートが足りなくなるくらいかと思います。
まとめ
今回はLenovoが販売しているLegion T570iをレビューしました。
- フルHDモニターでゲームはプレイする
- ゲーミングモニターも144Hz
- 144FPSくらい出れば問題ない
- ゲーミングPCを購入するのは初めて
そんな人にはおすすめできるエントリーモデルだと思います。
- ゲームは最高設定で画質を楽しみたい
- FPS数値は200FPS以上でキープしたい
- 重たい4K動画の編集もしたい
- ゲームも配信も1台でやりたい
そんな人は、ミドルクラス以上のPCが必要ですのでチェックしてみてください。
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