今回は、LenovoのLegion T550iをレビューします。
使用したのは少しコンパクトなケースが使用されている製品で、第10世代のIntel CPUとRTX3070の組み合わせです。
結論
RTX3070は、重たいゲームもフルHDやWQHD画質ならサクサク動かせる製品で、動画編集も難なくこなしてくれました。
ミドルタワーなので、そこまで圧迫感を感じません。ただポート類の少なさが使いにくく感じる人もいるかも。
どれくらいゲームができるのか、検証してみましたので、参考にしていただければと思います。
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Legion T750i レビュー!価格も下がった240FPS以上で遊べるハイエンドゲーミングPC
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レビュー用に製品をお借りして記事を書いています
Legion T550iのスペックと特徴
今回レビューした製品のスペックは以下のとおりです。
型番 | 90NC00KKJM |
CPU | Core i7 10700 |
グラボ | RTX3070 8GB |
メモリ | 16GB(DDR4) |
マザーボード | Intel B460 チップセット |
SSD | 512GB |
HDD | 2TB |
ドライブ | 無し |
電源 | 650W 80PLUS GOLD |
無線LAN | WiFi6 |
Bluetooth | Bluetooth内臓 |
OS | Windows10 |
元々は17万円ほどで購入できていたPC。
価格のわりに性能が高い安定したPCといった印象です。
現在購入したい場合は、問い合わせになるようです。
MicroATX対応の少しコンパクトなケースを使用
大容量のCPUクーラーを搭載できるミドルケースが使用されています。
通気性が良く、冷却性能も高い印象を受けました。細かくは、外観で紹介します。
アンテナ無しのWiFi・Bluetooth対応は地味に便利
アンテナがどこにもないですが、WiFiやBluetoothに対応しています。
- 有線LANが持ってこれない人
- Bluetoothイヤホンなどのガジェットを接続したい人
にとってはかなり便利です。
8コア16スレッドのCPU
第10世代のCPUが使用されていました。
Core i7の処理能力が悪いわけもなく、ゲームも編集も快適にこなしてくれます。
ハイエンドよりのグラボRTX3070
RTX3070はミドルクラスの中でもハイエンドよりのグラボ。
22年10月時点で出ているゲームは、好みの設定で遊べるクラスです。
ストレージは2種類初期搭載
システムストレージが512GBのSSD。
保存用としてHDD2TBが搭載されています。
どちらも転送速度は普通。超高速の最新モデルではありませんが、普通にゲームをするのに問題ありません。
最初から、これだけ容量が搭載されていると安心して使えます。
Legion T550iのゲームFPS数値
今回は、以下の5つのゲームを検証してみました。
- Apex Legends
- Fortnite
- Overwatch 2
- Valorant
- Cyberpunk 2077
Apex Legends
設定は以下の通りです
降下時の一番重ためのシーン
上空から見渡している時点でFPSは140前後
平均は210・最高はカンストするので300FPS程度 |
中盤での戦闘シーン
撃ち合いのシーンではFPSが179前後・平均が193 |
終盤の戦闘
終盤
最低142 平均245 最高300 |
このゲーミングPCを使えば好きな設定でAPEXが遊べます。
Fortnite
最高設定・競技設定・パフォーマンスモードの3つで検証しました。
最高設定
最高設定の時は下降時に100FPS程度になります
下に降りてからも、そこまで上昇するわけではなく、平均111FPS程度 |
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競技設定
競技設定にするとFPSの上下の幅がすごいことになります。
下降時は140近く 最低は52FPS
地上では200FPSは普通に出ます。 平均200以上をキープしていました。 |
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パフォーマンスモード
パフォーマンスモードにすると下降時も地上でも全体的にFPSが向上します。
特に見づらいこともありませんでしたので、高リフレッシュレートのゲーミングモニターを持っている人はパフォーマンスモードでもいいかもしれません。 |
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Overwatch 2
最近人気のゲーム
一番綺麗な映像設定にしていて、序盤が平均240FPS程度。
人が密集している戦闘時でも200FPSはキープしていました。 最終的な平均FPSも200を超えます。 |
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Valorant
このゲームはかなり軽いので、このPCでは余裕です。
結構遊んでましたが平均は280FPSを超える。
300Hzのゲーミングモニターが使えるレベルです。 基本的に重たくなることが無いので、快適にプレイできます。 |
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Cyberpunk 2077
Benchmark結果から
大きなウルトラワイドモニターでのベンチマーク
フルHDでのベンチマーク
このゲームはかなり重ためで、GPUもCPUも結構動いています。
人がかなり多い街中を走っていて、平均60FPSは超えました。
ただ、DLSSがONになっていてこれなので、最高設定でDLSSをOFFにしたら60超えないと思います。
Legion T550iのベンチマーク結果
定番のベンチマーク結果です
ドラクエ10
スコアは21710ですごく快適 当たりまえですけど |
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FF14
スコアは21992で非常に快適 ミドルクラス程度の負荷なら余裕です
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FF15
重ためのゲームベンチですが、スコアは11951で、とても快適 好きな設定で遊べるレベルでした |
Legion T550iの外観
見た目はとてもシンプルなブラック。
前面のロゴはLEDが点灯します。
質感は、少し触るとサラサラとした感じです。
後ろに持ち手が付いてるデザイン
個人的によくPCを動かすので、後ろに持ちてがついてるデザインは使いやすく感じました。
他には今のところ見たことが無いデザインです。
中が見えないシンプルなデザイン
左右どちらにも透明のパネルは搭載していないので、中を見ることはできません。
シンプルなデザインが好きな人は最高。ただ、中も光らせて、ゲーミングっぽい雰囲気を作りたいって人には物足りないかも。
ポート類が少ない
前面ポートは上に、電源・イヤホン/ヘッドホン・USBTypeAが2つ
背面は少し見づらいですが、USBTypeCが1つ・USBTypeAが4つ・有線LAN・オーディオ系
グラボはHDMIが1つ・Displayportが3つでした。
特にUSBが他のPCと比較しても少ない印象。
利用する周辺機器が多い人は、ハブが必須になりそうです。
動画編集も余裕
10世代のCPUとはいえ、性能は高いのでフルHDの動画編集は余裕でこなしてくれます。
ただ、4Kの重たい編集を、めちゃくちゃ快適にできるかというと、そこはスペックが足りないかもしれません。
意外と高負荷時のファンの音はうるさい?
シネベンチを回したときに、ファンのすごい音がしだした。
完全に覆われてるとはいえ、負荷が高いと音がするものですね。
まとめ
今回はLenovoが販売しているLegion T550iをレビューしました。
良かった点
- MicroATXを使用した少しコンパクトでシンプルなケース
- ゲームをするためのスペックも十分搭載
- フルHDの動画編集も可能
- BluetoothやWifi対応なのも便利
気になる点
- ケースにホコリが付くと取れにくい
- 前面ポートにUSBをもう少し増やして欲しい
個人的には、前面ポートがもう少し充実していれば、背面は見えないことが多いのでいいんだけどなというのが正直な感想です。
とはいえ、ゲーム目的以外にも使えるスペックは優秀です。見た目がシンプルなBTOを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。