ウルトラワイドモニターは、より広い視野角と高解像度による画面の没入感が得られ、作業やエンターテインメントを新しい次元で楽しむことができるディスプレイです。
この記事では、FF14やFPSゲームをするためにウルトラワイドモニターを検討している皆さんに向けて、選び方、利点、おすすめモデルについての詳細な情報を提供します。
ポイント
FF14をもっと快適にプレイしたい
FPSの視野が広がるウルトラワイドモニターの使い心地はどう
ウルトラワイドモニターは仕事で使いやすい?
実際に何台も使ってきた感想も踏まえて、ウルトラワイドモニターのおすすめできるポイントとデメリットも含めて詳しく紹介しています。
購入前の参考にしていただければ幸いです。
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ウルトラワイドモニターのメリット・デメリット!仕事とゲームで数年使った事実
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144Hz・1ms対応のおすすめウルトラワイドモニターBest3【FPSゲームや映画にも最適】
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PCゲーム環境におすすめのウルトラワイドモニター
なんといっても画面の広さが違います!これまでのフルHDモニターを使っている人なら、絶対感動できるレベルです。
ウルトラワイドモニターを数年使って感じたメリット・デメリット
モニター変えるだけで最高のゲーム環境に!
通常のフルHDモニターと比較すると視野が圧倒的に広がるのが大きなメリット。
では、フルHDと見える範囲がどのくらい違うのか?動画を参考にご覧ください。
MMO・FPSで有利な視野が手に入る!
MMOなどの上級者が挑戦する「エンドコンテンツ」は、敵の動きのパターンが増えるので視野を確保するかでクリア率も変わってきます。今まで近くしか見えなかったDPSでも、見方の位置や範囲攻撃、安置の場所など全て確認できるのは、大きなメリットですね。
FPSゲームであれば、相手よりも見えている範囲が広いので、先に敵を見つけて対処できるのは大きなメリットです。
視野の違いをスクショで確認
上の画像を比較すれば、どの程度視野が広がっているかが分かると思います。上下の視野の差はありませんが、左右の見えなかった部分が見えるようになるのは大きな違いです。
ウルトラワイドモニターがあれば、これまで視覚になっていば場所のグラフィックも写しだせるため、ゲーム難易度も格段に下がるのが魅力。動画の場合は下記を再生してみてください。
FPSの場合
FPSの場合、周りの状況を他のフルHDモニターより広い範囲で見れる点では有利になります。
先に相手を見つけることができますから当然ですよね。
ただし、全体が把握しにくいという意見もあるので、人によって意見が変わってくるのも事実。
実際、プロゲーマーが好んで使っているのは、24インチほどの高リフレッシュレートのゲーミングモニターです。
29インチのLG製ウルトラワイドモニター(解像度:2560×1080)には、ゲームモードも搭載されているので暗い場所の敵を見やすくしてくれます。
ウルトラワイドモニターの簡単な選び方
欲しいと思っている人は、次の項目をチェックしておけば間違いありません。
ポイント
- ウルトラワイドモニターのサイズ
- パネルの種類
- モニター形状
- 応答速度
- リフレッシュレート
- GPUに合わせる
- 入力端子をチェック
- コスト
では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
モニターサイズは27インチ以上がおすすめ
ウルトラワイドモニターの選択において、解像度と画面サイズは最も重要な要素の一つです。解像度は画像の鮮明さと詳細度に影響を与えるのでウルトラワイドモニターを選ぶなら27インチ以上にすることをおすすめします。
より高い解像度は、より多くの情報を表示できますが、より高価なグラフィックカードが必要。画面サイズは、モニターの物理的な大きさを示し、視覚的な没入感に影響を与えます。
大きな画面でより多くのコンテンツを表示することができますが、デスクスペースに合わせた選択も考慮に入れる必要があります。
パネルタイプは用途次第
ウルトラワイドモニターには、異なるパネルタイプがあります。
主なパネルタイプ
- IPS(In-Plane Switching)
- VA(Vertical Alignment)
- TN(Twisted Nematic)
IPSパネルは広い視野角と高い色再現性を提供し、写真編集やデザイン作業に適しています。
VAパネルは高いコントラスト比を持ち、ゲームや映画視聴に適しています。
TNパネルはリフレッシュレートが高く、ゲームに最適ですが、色再現性はやや劣ります。
パネルタイプの選択は、用途と好みに合わせて選ぶのがポイントです。
最近出てきたOLED(Organic Light Emitting Diode)パネルは、他のパネルとは異なり、各ピクセルが自己発光するため、高い色精度、コントラスト比、応答速度を提供します。
特に色再現性が重要なグラフィック系の作業をする人や映画を見る人にオススメです。
没入感があるのは「湾曲」モニタータイプ
平面タイプと湾曲(曲面)モニターの2種類ありますが、ゲーム用途なら湾曲タイプのウルトラワイドモニターがオススメです
ね。
座ってモニターを見たときの見え方が湾曲だと一定なので、画面全体が見やすいのがメリットです。
また、画面に包まれている感覚になるため、ゲームへの没入感も抜群。外部の情報をシャットアウトしてゲームに集中したい人にも最適のモニター形状です。
FPSもするなら応答速度5ms以下がベスト!
FPSなど画面を素早く動かすことの多いゲームをするなら、応答速度が最低5ms以下のウルトラワイドモニターを選ぶようにすると快適にプレイできます。
応答速度の数字は、スペック表に「1ms」と書かれている数値。この数値が低いほど高性能のモニターで画面のブレが少なくなるんだなと思って置けば間違いありません。
ただし、数値が低いモニターほど高額なので、そこは予算に合わせて決めましょう。
リフレッシュレートは最低60Hz・ゲーム目的なら144Hz以上
ゲーマーにとって、リフレッシュレートは重要な要素です。リフレッシュレートは、モニターが1秒間に画面を更新する回数を示します。
高いリフレッシュレート(例:144Hz、240Hz)のモニターは、ゲームの動きを滑らかに表示し、競争力の向上に寄与します。しかし、高リフレッシュレートモニターは通常、高性能なグラフィックカードとの組み合わせが必要です。
OLEDパネルモニターは高いリフレッシュレートをサポートし、迅速なゲームプレイや動画再生に優れています。リフレッシュレートが高いほど、動きの滑らかさが向上し、ゲーム体験が向上します。
MMOなら60Hz・FPSなら144Hz以上を目安にしてみましょう。
見やすさに関係する項目
- 応答速度=数値が小さいほど高性能
- リフレッシュレート=数値が大きいほど高性能
と覚えておくと、ウルトラワイドモニターのスペックが比較しやすくなります。
AMD FreeSync・NVIDIA G-SYNC
自分の持っているPCのグラボと合わせるのが一番ですが、正直ゲーム目的で買うなら使わないことが多い機能です。
- AMD FreeSync=比較的安い
- NVIDIA G-SYNC=高額モニターが多い
それぞれ、映像表示のラグを抑えてくれる機能を持っています。
G-SYNCをAMD系のグラフィックボードで使用することはできませんが、FreeSyncは、GeForce系でも利用できるようになってきています。
ただし相性問題もあるので、メーカーを合わせたほうがいいのは確かです。
入力端子の種類や機能をチェック
PS4ならHDMI端子だけですが、ウルトラワイドモニターは、PCと接続するので、PC側の出力に使っている端子が「DisplayPort・DVI・HDMI」のどれか確認しておきましょう。
DVI接続が必要なら注意。Displayport・HDMIは定番なので、だいたいついてます。DVI接続対応のゲーミングウルトラワイドモニターって、どこまで数が無いので、確認しておくと安心です。
ウルトラワイドモニターには、追加機能や多くの接続オプションがあります。
- USBポート
- スピーカー
- 調整可能なスタンド
- HDRサポート
など、用途に応じて必要な機能を確認しましょう。
注意ポイント
165Hz対応と書かれていても、すべての端子が対応しているわけではなく、Displayportしか165Hzに対応していない場合もあります。
付属のスピーカーは、音にこだわっていないものも多いので、いい音を聞きたい人は別でスピーカーを購入するのがおすすめです。
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メーカーで選ぶのもあり
- LG: LGはウルトラワイドモニターの分野でリーダーの一つとして知られており、高品質なディスプレイを提供しています。LGのウルトラワイドモニターは、幅広い用途に適しており、信頼性が高いと評価されています。
- Dell: Dellは企業向けのウルトラワイドモニターを提供し、信頼性が高く、長寿命な製品を製造しています。特にプロフェッショナルな環境での使用に適しています。
- Samsung: Samsungは高品質の曲線型ウルトラワイドモニターを提供し、ゲームやエンターテインメント向けに設計されています。信頼性が高く、鮮明な画質が特徴です。
- ASUS: ASUSはゲーマー向けのウルトラワイドモニターを提供しており、高リフレッシュレートと低遅延の製品が多いです。信頼性は高く、ゲーマーに支持されています。
- Acer: Acerは競争力のある価格帯で高性能なウルトラワイドモニターを提供しています。信頼性があり、コスト対効果の高い選択肢が多いです。
- BenQ:BenQは、特にカラーマネジメントと色再現性が重要なグラフィックデザイナーや写真家にとって魅力的なブランドであり、カラーキャリブレーション機能を備えたモデルも提供しています。また、ゲーマー向けのモニターも多く、高リフレッシュレートと低入力遅延を求めるユーザーに支持されています。
上記のブランドは、ウルトラワイドモニター市場で一般的で信頼性が高いとされています。
また、製品にはメーカーサポートと保証が付属しており、アフターサポートにも信頼がおけることが多いです。
予算範囲内で以下のポイントをチェック
ウルトラワイドモニターも価格帯がピンからキリまで、かなり差があります。
予算に合わせて、以下の優先順位で商品を比較検討することをオススメします。
もちろん全部あればベストですが、上にあるほど必要なポイント、下のほうは、あったらいいな程度に考えてください。
ポイント
- 必用な端子があるかチェック
- 27インチ以上
- FPS目的ならリフレッシュレート144Hz以上
- 応答速度5ms以下
- グラボのメーカーに合わせる
- 湾曲は没入感が欲しい人
当然価格が高いほど高性能でグラフィック能力も高くなります。これから先も長く使用したいなら、ある程度コストをかけるのがオススメです。
ゲームや仕事におすすめのウルトラワイドモニターランキング
購入者の評価が高く、選び方のポイントも抑えた製品をランキング形式で紹介します。
1位:UltraGear 34WP60C-B
HDRや暗い部分を明るくするブラックスタビライザー機能も搭載。ゲームだけでなく映画などを楽しみたい人にもおすすめできるウルトラワイドモニターです。
ただし、低遅延・高リフレッシュレートに対応しているのは、Displayportのみ・スピーカーが付いていない点には注意してください。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 160 |
応答速度 | 5ms |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1 |
パネル | VA・曲面 |
機能 | AMD FreeSync Premium |
2位:KOORUI 34インチ ゲーミング モニター
リフレッシュレートが165Hz・1msに対応していながら4万円台で購入できるコスパ抜群のウルトラワイドモニターです。
あまり有名なメーカーというわけではありませんが、よく売れている人気商品で、資料者のレビューも多くあります。
VESA規格にも対応しているので、モニターアームにも取り付け可能です。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 165 |
応答速度 | 1ms |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1 |
パネル | VA・曲面 |
機能 | ー |
3位:LG モニター ディスプレイ 34WP500-B
とにかく価格を抑えたい、アクションやFPS系よりRPGゲームをメインでしている人におすすめのウルトラワイドモニターです。
75Hzなので、リフレッシュレートは必要最低限。ただし、IPSパネルが使用されていて、映像の発色は綺麗に見えます。
LGは専用ソフトで画面分割機能が使えるのも便利です。ゲームと作業両方に使えるのも魅力です。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 75 |
応答速度 | ー |
映像出力 | HDMI×2 |
パネル | IPS・平面 |
機能 | AMD FreeSync Premium |
※Amazon限定製品
4位:LCD-GCWQ341XDB/E
FF14の推奨機器にもなっているウルトラワイドモニターです。価格が5万円台でUSBTypeCにも対応している点は、コスパも良い。
スピーカーも搭載されており、リモコンもついているので、映画視聴などもしやすい製品です。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 75 |
応答速度 | 2 |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1・USBTypeC |
パネル | ADS・平面 |
機能 | HDR・AMD FreeSync Premium・スピーカー・リモコン付き |
5位:BenQ MOBIUZ EX3410R
モニター付属2.1chスピーカーの音や映像にもこだわりたい人におすすめのウルトラワイドモニターです。
MOBIUZシリーズは、ゲーム体験に力を入れているシリーズとしても良い評価を得ています。
価格は高くなりますが、PIP/PBP機能も搭載しており、価格に見合った性能を備えている製品です。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 144 |
応答速度 | 1 |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1・USBTypeA×2 |
パネル | VA・曲面 |
機能 | HDR・AMD FreeSync Premium・リモコン付き |
6位:MSI Optix MAG342CQR
ゲームに必要な性能は詰め込まれており、RGBで見た目にもこだわりたい人におすすめのウルトラワイドモニターです。
背面部分にRGBライトが搭載されており、モニターの裏側を好みの色に光らせることが可能。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 144 |
応答速度 | 1 |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1 |
パネル | VA・曲面 |
機能 | HDR・AMD FreeSync Premium |
7位:GIGABYTE G34WQC A Gaming Monitor
Displayport×2搭載されているので、接続したい機器(PC)が複数ある人には、便利なウルトラワイドモニターです。
HDRやゲーム機能なども当然搭載していますので、映像入力が必要な人にはおすすめできます。
インチ | 34 |
リフレッシュレート | 144 |
応答速度 | 1 |
映像出力 | HDMI×2・Displayport×1・USBTypeA×2 |
パネル | VA・曲面 |
機能 | HDR・AMD FreeSync Premium |
スペック比較表
製品名 | 価格 | インチ | Hz | 応答 | パネル | 入力 |
UltraGear 34WP60C-B | 59,890 | 34 | 160 | 1 | 曲面/VA | HDMI×2、DisplayPort×1 |
KOORUI 34インチ ゲーミング モニター | 53,357 | 34 | 165 | 1 | 曲面/VA | HDMI×2、DisplayPort×1 |
LG モニター ディスプレイ 34WP500-B | 38,080 | 34 | 75 | - | 平面/IPS | HDMI×2 |
LCD-GCWQ341XDB/E | 59,800 | 34 | 75 | 2 | 平面/ADS | HDMI×2、DisplayPort×1、USBC×1 |
BenQ MOBIUZ EX3410R | 93,727 | 34 | 144 | 1 | 曲面/VA | HDMI×2、DisplayPort×1 |
MSI Optix MAG342CQR | 57,946 | 34 | 144 | 1 | 曲面/VA | HDMI×2、DisplayPort×1 |
GIGABYTE G34WQC A Gaming Monitor | 58,000 | 34 | 144 | 1 | 曲面/VA | HDMI×2、DisplayPort×2 |
無料で使える画面分割ソフトが便利
画面分割ソフトが公式サイトからダウンロードできる製品と、使えない製品があります。
Windowsキー+方向キーを押せば、半分に分割して使用することもできますが、広い画面を3分割して使いたい人もおられるはず。
そんな人は、Microsoftストアから無料でダウンロードできる「PowerToys」というソフトを使ってみて下さい。
シフトキーを押しながら、画面を動かすことで、上記の画像のように3分割表示して使えます。
Amazonの最新ウルトラワイドゲーミングモニター
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ウルトラワイドモニターとPS4の相性
結論から言うと、PS4でもウルトラワイドモニターを利用はできますが視野が広がるメリットはありません。
ポイント
PS4で使っても視野は広がらない
ちなみにPS4で表示できるのは16:9(フルHD)が限界。表示できないことはありませんが、元々表示されている画面情報を横長に引き延ばしている感じで映ります。
まとめ
この記事では、PCゲームユーザーにおすすめのウルトラワイドモニターを紹介しました。FPS・MMOで使えば視野が広がり、確実に有利で遊びやすい環境が手に入ります。
選び方で上げているポイントも参考に、ぜひウルトラワイドモニターを手に入れてくださいね。