Filmora13は、Wondershareが提供している動画編集ソフトウェアで、初心者でも使いやすい簡単さとプロフェッショナルな機能が充実しているのが魅力
です。
この記事では、Filmora13の基本機能からAI機能まで、詳細にわたって解説していますので参考になれば幸いです。
Filmora13の基本機能
基本的な機能は、コチラ。
機能 | 説明 |
---|---|
ビデオ編集 | 映像のカット、トリミング、結合などの基本的な編集機能。 |
エフェクトとトランジション | 豊富なエフェクトとトランジションを提供し、ビデオの見た目を強化。 |
テキストとタイトル | ビデオにテキストやタイトルを追加し、視覚的な訴求力を高める。 |
音声編集 | 音量調整、音声エフェクト、バックグラウンドミュージックの追加等。 |
4K編集サポート | 高解像度の4Kビデオ編集に対応。 |
色調整 | 色彩の調整やフィルターの適用で映像の雰囲気を変更。 |
スクリーンレコーディング | 画面録画機能を内蔵し、ビデオチュートリアルなどの制作に役立つ。 |
エクスポートと共有 | 編集したビデオを様々なフォーマットでエクスポートし、直接ソーシャルメディアに共有可能。 |
AI機能 | AIを利用したボーカルリムーバーやオートモンタージュなどの高度な編集が可能(詳細は下記へ) |
Filmora13は、初心者から中級者向けに設計されていて、分かりやすいインターフェース、豊富なエフェクト、編集ツール、4K編集サポート、多彩な出力オプションがそろっています。
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ちなみに上級者向けではないとされているのは、できないこともあるからです。
高度なカラーグレーディング、複雑なエフェクト、3D編集、詳細なオーディオミキシングなどは、限定的な機能になるか実装されていないものもあります。
Filmora13のAI機能
Filmora13のAI機能は、動画編集をこれまで以上に効率的で簡単にしてくれます。
AIポートレート/AIスマートマスク
※Filmora13で実際に編集した映像です
AIポートレート機能は、人物をビデオから分離し、背景を変更することが可能な機能
です。
AIスマートマスクは、ブラシでなぞるだけで、動画内のオブジェクトを認識して切り抜きできる機能。
これにより、ビデオの中の人物を別の背景に配置することができます。ここでは、AIポートレート機能の具体的な使用例をいくつか紹介します。
旅行ビデオの背景変更
自宅や近所で撮影したビデオに、海外の有名な観光地や自然の風景を背景として追加します。
例えば、ビデオに山とか砂漠などの背景を追加して、上手くやればその場所で撮影されたかのような雰囲気にすることも可能。
プロモーションビデオのカスタマイズ
商品やサービスのプロモーションビデオで、背景を商品に合わせたシーンに変更します。
アウトドア商品のプロモーションビデオに、山や自然の風景を背景に設定したり、パソコンなどガジェットを紹介するなら背景を電子的なものにして商品を目立たせることが可能です。
AIボーカルリムーバー
FilmoraのAIボーカルリムーバーは、オーディオファイルや動画サウンドトラックからボーカルを効果的に分離するツール
です。
音声周波数を識別して分離しているようで、伴奏バージョンの作成が簡単にできます。カラオケ音源みたいな感じですね。
AI動画生成
FilmoraのAI動画生成機能は、テキストから自動で動画を作成する技術
です。
この機能を使用することで、テキストが魅力的な動画に変換され、自動で文字も入力された動画が仕上がります。
ちなみに原稿からAIに任せることもできる。
完成した動画には、機械音声が入っていて、あとは入っている動画を差し替えるだけで動画が完成ってこともあり得ます。
AIカラーマッチ
AIカラーマッチ機能は、異なるクリップ間で色調を自動的に調整し、全体の色合いを統一することができる機能
。
この機能を活用することで、動画に統一感をだすことが可能です。
AICopilot編集
機能
: AIに質問すると、AIが編集作業をサポートしてくれます。
「こういう編集したいんだけど、どうやるんだろう?」って思った時に質問すれば、AIがやり方を教えてくれる機能です。
質問できる数は、1日50回。次の日になったら、また50回聞けるようになってました。
AIテキストベース編集
機能
: テキスト入力に基づいて動画を自動編集します。
例えば、上のように話している動画がある場合、AIテキストベース編集にアップすることで自動で言葉を書き起こしてくれる。
まず、必要ない無音部分のカットは、ボタン1つで可能。「えー」とか「あのー」などのいらない言葉を消せば、動画の該当する部分をカットできる仕組みになっています。
AIサムネイルエディター
動画内の、サムネイルに使えそうなシーンをAIが判別して、元々あるテーマからサムネイル画像を作成できる機能です。
自分で一から作るのは面倒なサムネイルもプリセットから選べる。
AI音楽ジェネレーター
機能
: 映像に合わせてAIがオリジナルの音楽を生成します。
できるのはムードの指定・音楽の長さ・生成する曲の数です。
作成するためにはAI使用用のクレジットを30消費するんですが、個人的には、あんまり思った通りの音楽はできてこないなぁって感じました。まだまだ、これからの機能かも。
サブシーケンス
機能:タイムライン上の複数のクリップを1つにまとめられる
。
複数のクリップを繋ぐと、何列にもクリップが積み重ねられてしまいますが、それを1つにして管理しやすくしてくれる。
個人的には、今回のバージョンアップで最も便利だと感じた機能です。
オートモンタージュ
これも便利!動画クリップを音楽に合わせて自動編集してくれる機能です。
音に合わせて映像を変えるのって大変ですが、そこをAIがしてくれる。
Adobe Premiere ProやFinal Cut Proと比較
機能/ソフトウェア | Filmora13 | Final Cut Pro | Adobe Premiere Pro |
---|---|---|---|
価格 | - 年間プラン: 約¥5,500<br>- 永続プラン: 約¥8,800 | - 一括購入: 約¥33,000 | - 月額プラン: 約¥2,300<br>- 年間プラン: 約¥26,500 |
ビデオ編集 | 100以上の高度な編集機能 | 高度なカラーグレーディング、HDRサポート | 業界トップレベルの編集機能、VR編集 |
AI機能 | AI編集支援、AI音声除去など | なし | なし |
クリエイティブアセット | 15M+のクリエイティブアセット | Appleエコシステムとの統合 | Adobe Stock統合 |
クラウドストレージ | 1GB | なし | Adobe Creative Cloudとの統合 |
プラットフォーム | Windows、macOS、モバイル(iOS、Android) | macOS専用 | Windows、macOS |
この比較表から、Filmora13は比較的低価格でAI機能を含む多様な編集機能を提供していることが分かります。
Final Cut Proは一括購入型で高度な編集機能を備えており、Macユーザーなら選択肢に入ってくる。
Adobe Premiere Proは月額または年額のサブスクリプションモデルで、プロレベルの編集機能とAdobe製品との連携を特徴としています。
Filmora13は、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの他の主要な動画編集ソフトウェアと比較して、初心者から中級者向けのユーザーに適していると言えます。
特に、利用しやすい価格設定と初心者に優しいインターフェースが特徴です。
Filmora13はどんなシーンで使える?
公式サイトにも記載されていることですが、主に下記のようなシーンで使用できるソフトです。
YouTube動画制作
Filmora13は、初心者や個人クリエイターがYouTubeやTikTokなどのプラットフォームに動画をアップロードするための編集に適しています。
簡単な操作で魅力的な動画の制作が可能です。
教育関連の映像制作
学校や教育機関でのビデオプロジェクトにもFilmora13は適しています。
学習スキル向上に役立つ動画作成が可能です。
プロモーションビデオ
商品やサービスのプロモーションビデオ制作にも、Filmora13の機能は有効です。
ビジネス用の映像制作にも使えます。
Filmora13使用者のレビューと評価
肯定的なレビュー
ユーザーはFilmora13の使いやすさや機能のバランスを評価しています。
特に初心者や中級者のビデオエディターに適しているとの声が多いです。
否定的な意見
一部のユーザーからは、追加のサブスクリプションが必要な機能や、フリートライアル版の制限、最新版の時折発生するバグやラグに関する批判もあります。
まとめ
Filmora13は、AI機能の登場によって初心者から中級者まで幅広いユーザーに適した動画編集ソフトウェアになった印象を受けました。
わたし個人も以前から動画編集で使用していますが、インターフェイスは本当に使いやすいです。
気になった方は是非、公式サイトをチェックしてみてください。