高価なゲーミングヘッドセットの音がいいのは分かるけど、最初から何万円もするゲーミングヘッドセットを買うのは厳しいですよね。
まして、はじめてゲーミングヘッドセットを買おうと思っているなら、まず試してみたいって思いませんか?
今回は、そんな人にピッタリの安いゲーミングヘッドセットEKSAの「E1000」を使ってみた感想(良い点・悪い点)や商品スペックを紹介します。
最近よく見る「7.1ch対応」ってどうなの?というポイントも含めて説明しますので参考にしてください。
さっそく結論から書くと、こんなゲーミングヘッドセットでした。
- 見た目は、案外シンプル!
- 価格重視で買いたい
- パソコンで7.1chを使ってみたい
- 音漏れしにくい!
- PS4・Switchで使える
- 面倒なソフトは使いたくない
- イルミネーションは光っていれば満足
EKSA様から商品を提供していただき、レビュー記事を作成しております。どのレビュー記事も同じですが、実際に使って感じた感想を正直に書いたものです。
「OneOdio」のサブブランド「EKSA 」
「EKSA」は、「OneOdio」という「DJヘッドホン」や「モニターヘッドホン」を扱うメーカーのサブブランドです。「OneOdio」って何かで見たことあるなぁ・・って方もおられるかもしれませんね。ぜひAmazonで検索してみてください。「OneOdio」のヘッドホンは、なんと「SONY」や「audio-technica」という有名企業を抑えて、Amazonベストセラーになっています。
サブブランドのゲーミングヘッドセットをメインに販売する「EKSA」もまだ商品数は少ないですが、「E1000」ゲーミングヘッドセットは、その中でも一番売れている商品です。「OneOdio」の商品がAmazonベストセラー商品なので期待大!
安い「E1000」ゲーミングヘッドセットの外観と特徴
では、さっそくEKSAのE1000ゲーミングヘッドセットの外観と特徴を紹介します。
「E1000」ゲーミングヘッドセットの外観
メインの外観はブラックボディ。クッションにアクセントカラーとしてホワイトとグリーンが使用された2色が販売されています。販売画像の撮影の仕方にもよると思うのですが、見た目は価格相応ですね。Amazonの商品画像を見るとハデな傾向のミドリ色かと思ってましたが、以外と落ち着いたミドリ色でした。
ただ、仕事のミーティングで使うには、職業によっては多少ハデかな・・
かなり軽い
ですね。実際に少しケーブル込みで計測してみたところ「287g」しかありませんでした。長時間ゲームプレイする人にとって軽いと疲れにくいので、いいポイントです。
ヘッドバンドの伸ばす部分以外の素材は全てプラスチック製でした。ちなみにマイクは8段階で調節できました。一番下にすれば顎の下あたりまできますし、使わないなら一番上にあげておけば邪魔になることはありません。
耳に当たるクッション部分も柔らかい。コーティングはビニール系ですね。だいたい4.5時間つけっぱなしでゲームや作業してみましたが、側圧はそこまで高くないので、長時間ゲームしていても疲れにくいですね。
ヘッドバンド部分も素材は同じです。かなり柔らかいので、痛くなるとか、根本的な問題はありませんでした。
基本メガネをしているのですが、メガネをしたまま使用していても違和感を感じることもなかったので、メガネユーザーにもオススメできます
「E1000」ゲーミングヘッドセットの特徴
ここからは、ゲーミングヘッドセットの特徴を良い点・悪い点も含めて紹介します。
- 7.1chサラウンド
- USB接続
- PC/PS4/Switch対応
- ノイズキャンセリングマイク
- ボリューム/ミュート操作付き
- イルミネーション機能
- 2年間メーカー保証付き
マイクは「ノイズキャンセリングマイク」
仕事柄ビデオ通話をすることが多いので、「E1000」を使ってみましたが、音声は結構クリアに聞こえます
。会話する機会・FPSなどでボイチャを利用するならE1000のような「ノイズキャンセリング」機能が付いているゲーミングヘッドセットが欲しいですね。
とはいえこのノイズキャンセリングマイクの性能は価格相応。触れた時のケーブルノイズやキーボード操作音は多少拾ってしまいます。ただ、この価格なら十分かなと思えるレベルです。
頭の横幅があるのでマイクが口の前に届かない
最大までマイクを曲げた状態で、口の左斜め前に来るのが限界でした。ミニオン君の横幅18cmってわたしの顔の幅とほぼ同じ(大きい)なので、装着時は似たような見た目になってます。
もう少しマイクが長いと口元までマイクが届くんですが、わたしの顔の横幅が残念・・。マイクの週音声はある程度あるので、音が拾えないことはありませんでしたが、少し不安感はあります。
頭が大きい人が付けて、装着感がしっかりある感じなので、顔や頭の小さい人が付けると少し緩いと感じる可能性もあります。
マイク音量/ミュート付きケーブルが長くて使いやすい
ケーブルは、網網になっていて強度もありそうです。ヘッドセットについている根っこの部分は長期間使ってみないと分かりませんが、ケーブルの強度はしっかりしています。このケーブルが2.2mもあるのでPC本体と多少離れていても余裕があるのも使いやすいポイントです。
手元でボリューム/ミュート操作が簡単にできるのも使いやすいポイント。これが付いていないとゲーム中にわざわざパソコンの操作画面を開いたり、キーボード操作をする必要があるので大変です。
側面イルミネーションはON/OFF無し
USBに接続すると強制的にレインボーカラーのイルミネーションが起動。ゲーミングデバイスによくあるウェーブパターンで色が変わります
。イルミネーションを変えようと思うと別のソフトが必要になるので、このあたりもコストカットできたポイントでしょうね。
欲を言えば、OFFにできるとか、グリーンならグリーン一色とかが嬉しかったですが・・。このデザインが好きな人もいるはずなので、個人の好みによると思います。
- イルミネーションのON/OFFはできません。
- イルミネーションのパターン/カラーは変更できません。
ゲーミングヘッドセットの7.1chサラウンドとは?
このゲーミングヘッドセットにも付いている7.1chサラウンドとは、ホームシアターのように7個も実際にスピーカーが入っているわけではありません。疑似的にソフトを使ってサラウンドっぽく聞こえるようにしている機能のことです。
FPSゲームをプレイする時に一番気になるのが、どの方向から足音や銃声がしているのか。正直、この価格なので音がぼやけるかなと思っていましたが、「E1000」は安いのに方向がわかります。ただ、本気でやり込んでくると2万円以上するリアル7.1chのゲーミングヘッドセット(ヘッドセット内にドライバを複数搭載した商品)や専用ソフトで細かく自分好みに音の強さを設定して使っている人もいますので、そこまでのレベルは求めないでくださいね。
「E1000」ゲーミングヘッドセットの音の聞こえ方
ここでは、E1000を実際に使用してみて感じた音の聞こえ方について紹介します。
ドライバーユニットのスペック
まずは、「E1000」に搭載されているドライバーユニットのスペック。
項目 | スペック |
ドライバーユニット | 50mmドライバー |
サラウンド | 7.1ch仮想サラウンド/本体にサウンドカードを内蔵 |
ドライバーは大きい程、低温に強いとされています。
低音~中音くらいが割とハッキリ聞こえてくるので、近くの音が聞き取りやすい。人の声は結構クリアに聞こえてきます。ただ、高温が少し弱いかなと感じるので、遠くでしている音とか銃声が聞き取りにくいかもしれません。
「フォートナイト」や「VALORANT」。そしてMMOの「FF14」をプレイしてみましたが、結構臨場感が楽しめます。音量を大きくしても音漏れの心配があまりないのも遊びやすくていいですね。
話すためのゲーミングヘッドセットではないので、ゲームの音を聞きながらコミュニケーションを取るといった行動に支障は感じませんでした。
パソコンにつないでも音が出ない対処法
すごく基本的なことでもあるんですが、WindowsやMacに「E1000」を接続したのに音が出ない時は、スピーカーアイコンからデバイスで「USB Audio」を選択してください。
新たにデバイスを追加した場合は、これまで出てこなかったデバイスが増えています。「E1000」など分かりやすい表記にはなっていないので、抜き差しして探すと分かりやすいです。
まとめ
EKSAのE1000は、3,000円代というコスパを考えるなら、十分の性能を持っているゲーミングヘッドセットです。なるべく安くてRGBも付いていて、軽いゲーミングヘッドセットを買いたいと思っている人は満足できる性能だと思います。
- ゲームプレイ用のヘッドセット
- なるべく軽いヘッドセット
- 見た目はハデでも問題ない
こういった目的や用途で探しているなら、3,000円代で買えることを考えると値段以上の価値があります。
今まで、色んなゲーミングヘッドセットを使ってきましたが、個人的に最初から高い物を買うのはオススメしません。理由は以下のとおりです。
- 使ってみてヘッドセット自体が邪魔に感じる人もいる。
- イヤホンのほうがいいと感じる人もいる。
- もっと音にこだわりたくなる人もいる。
高いゲーミングヘッドセットを買ったのに、邪魔で使わなくなるともったいないので、まだヘッドセット自体を使ったことがないなら安い商品で試してみることをオススメします。
しばらく使ってみて、もっといい音でゲームがしたい・音が聞きたいとなってから購入するゲーミングヘッドセットのランクを上げると失敗しにくくなりますよ。