2022年に販売が開始されたIntel 第13世代CPUにおすすめのマザーボードを紹介します。
そんな自作PCユーザー向けの記事になっています。
簡単に結論お伝えすると
ポイント
- 600シリーズは使えるけどBIOSアップデート必須の可能性が高い
- 価格を抑えたいなら12世代で組んだほうがいい
- 13世代で簡単に組みたいなら700シリーズ
です。
13世代で組みたい人・対応している700シリーズのマザーボードから選びたい人は、マザーボードの選び方やおすすめのマザーボードを紹介していますので参考にしていただければ幸いです。
600シリーズを活用するには基本BIOSアップデートが必要
ポイント
自作PC初心者が13世代CPUで組むなら、最初から対応している700seriesを買った方が簡単で安心です
600シリーズは、ノーマルで第13世代に対応していないようなので、基本的にBIOSアップデートが必須。
※そのまま起動させても上手くいく場合も中にはあるようです。
ただ、自作PC初心者にとってBIOSアップデートも行うこと自体がハードルが上がります。
BIOSアップデート手順が面倒
- マザーボードを購入
- マザーボードのみでBIOSアップデートをかける or 12世代CPUを挿して、BIOSアップデートを行う
- アップデート完了後 第13世代CPUを挿して起動
新たに600シリーズマザーボードを購入して第13世代に対応させようと思った場合、上記の手順が必要です。
細かなアップデート方法は、各マザーボードによって異なるため、マザーボードの説明書を見ながら行う必要があります。
メーカーによって注意が必要
ASRock | 普通にアップデートすればOK |
GIGABYTE | 普通にアップデートすればOK |
MSi | 普通にアップデートすればOK |
ASUS | Intel MEをアップデートしてくれない |
Intel MEというシステムがアップデートされないとPCが起動してくれません。
アップデートが必須とされていますが、実際に試してみると、そのまま起動してしまったという例もあります。
ここは、試してみないと分からないところが多く、それに対応できるスキルも必要になるので初心者向けではありません。
600シリーズを使いたい方は、下記の記事をご覧ください。
-
intel 12世代対応のおすすめマザーボードランキング10選!2022年最新
続きを見る
第13世代CPUにおすすめのマザーボード700シリーズの選び方
700シリーズといっても数が多いので、選ぶポイントを紹介します。
マザーボードのフォームファクタ
ポイント
コンパクトなケースで自作PCを組みたい人は、MicroATXやMiniITX
フォームファクタは、マザーボードのサイズのことで、組みたいPCのサイズによって選べるマザーボードも決まってきます。
ケースサイズはなんでもいい人は、フォームファクタは気にせず別の項目をチェックしましょう。
メモリはDDR5かDDR4か
ポイント
- 元々使っているDDR4メモリを流用したい人・なるべくパーツ構成の価格を抑えたい人は、DDR4対応
- 最新パーツ構成で組みたいならDDR5対応
メモリ規格は現在DDR4とDDR5が主流で、第13世代対応の700シリーズはDDR5対応製品が多いです。
ただ、DDR5対応マザーボードが安くてもDDR5メモリがまだまだ高く全体のコストが上がってしまいます。
拡張性・個別機能を比較する
ポイント
- ストレージを複数搭載するならSATAの数
- M.2SSDの対応数(PCIe 4.0対応の有無)
- ポートの種類と数
- WiFi・Bluetooth対応の有無
- VRM(多いほど耐久性高め)
何をしたいかによりますが、基本的にSATAの数はよほど積まない限り足りなくなることはないと思います。
M.2SSDはGen4対応の高速転送できるM.2SSDを使いたい人はチェックしておいたほうがいいですが、システム用に1枚だけ使う人は気にしなくてもOK。
メーカーで選ぶ
ポイント
- BIOS画面が見やすい意見が多いASUS
- ゲーミングマザーが豊富なMSi
- 少し特殊なデザインや機能が付いてるASRock
- バランスがいいGIGABYTE
ASUSは、初めて自作PCを組む人でもBIOS画面が見やすいので、評価が高めです。
ゲーミングPCを組みたいならMSiは結構力を入れている分野なので、おすすめできます。
-
intel 12世代対応のおすすめマザーボードランキング10選!2022年最新
続きを見る
第13世代CPUにおすすめのマザーボードランキング
ここまでの選び方を元におすすめのマザーボードを紹介します。
価格コムやAmazonなどの人気の高さを基準にランキング化しています
1位:ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI
DDR5メモリ対応の製品の中でも売れ筋上位の製品です。
USBポートがかなり豊富で初心者にもおすすめできます。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/4スロット |
PCI-Express 16X | 3 本 |
SATA | 4 本 |
M.2ソケット数 | 4(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x4 |
VRMフェーズ数 | 16+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
2位:MSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI
DDR4とDDR5両方のタイプが販売されており、メモリタイプと価格が違います。
他のスペックは同じで、SATAが7本あるので、拡張性は高め。DDR4対応を探している人におすすめです。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5・DDR4/4スロット |
PCI-Express 16X | 2本 |
SATA | 7本 |
M.2ソケット数 | 4(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
VRMフェーズ数 | 16+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
3位:ASRock Z790 Steel Legend WiFi
CrossFireというグラボを2枚以上さして並列動作させる技術に対応しています。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/4スロット |
PCI-Express 16X | 3本 |
SATA | 8本 |
M.2ソケット数 | 5(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2 Type-Ax1/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax8 |
VRMフェーズ数 | 16+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
4位:ASUS TUF GAMING Z790-PLUS WIFI D4
DDR4メモリ対応のマザーボード
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR4/4スロット |
PCI-Express 16X | 2本 |
SATA | 4本 |
M.2ソケット数 | 4(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
VRMフェーズ数 | 16+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
5位:ASRock Z790 LiveMixer
どくとくの紫のカラーリングが特徴。M.2スロットも5本・CrossFire対応。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/4スロット |
PCI-Express 16X | 3本 |
SATA | 4本 |
M.2ソケット数 | 5(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx2 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x6 |
VRMフェーズ数 | 14+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
6位:MSI MPG Z790 EDGE WIFI DDR4
ホワイトカラーが人気。DDR4対応。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR4/4スロット |
PCI-Express 16X | 2本 |
SATA | 7本 |
M.2ソケット数 | 5(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
VRMフェーズ数 | 16+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
7位:ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO
見た目のカッコよさ、ゲーミング性能が人気のROG Mother Board。Thunderbolt4対応。
フォームファクタ | ATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/4スロット |
PCI-Express 16X | 3本 |
SATA | 6本 |
M.2ソケット数 | 3(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2 Type-Ax5/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB Type-C(Thunderbolt 4)x2 |
VRMフェーズ数 | 20+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
8位:ASRock Z790M-ITX WiFi
コンパクトケースで組みたい人におすすめのMiniITXマザーボード。
フォームファクタ | MiniITX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/2スロット(最大64GB) |
PCI-Express 16X | 1本 |
SATA | 4本 |
M.2ソケット数 | 2(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4 USB2.0x1 |
VRMフェーズ数 | 7+1+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
9位:ASUS PRIME Z790M-PLUS D4-CSM
数が少ないMicroATXマザーボード。DDR4対応です。
フォームファクタ | microATX |
メモリタイプ/スロット | DDR4/4スロット |
PCI-Express 16X | 2本 |
SATA | 4本 |
M.2ソケット数 | 3(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x2 |
VRMフェーズ数 | 10+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 |
おすすめマザーボード性能比較表
リンク(製品名) | ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI | MSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI | ASRock Z790 Steel Legend WiFi | ASUS TUF GAMING Z790-PLUS WIFI D4 | ASRock Z790 LiveMixer | MSI MPG Z790 EDGE WIFI DDR4 | ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO | ASRock Z790M-ITX WiFi | ASUS PRIME Z790M-PLUS D4-CSM |
価格 | 70,505円 | 45,382円 | 49,548円 | 44,318円 | 50,303円 | 62,036円 | 116,141円 | 39,836円 | 36,532円 |
フォームファクタ | ATX | ATX | ATX | ATX | ATX | ATX | ATX | MiniITX | microATX |
メモリタイプ/スロット | DDR5/4スロット | DDR5・DDR4/4スロット | DDR5/4スロット | DDR4/4スロット | DDR5/4スロット | DDR4/4スロット | DDR5/4スロット | DDR5/2スロット(最大64GB) | DDR4/4スロット |
PCI-Express 16X | 3本 | 2本 | 3本 | 2本 | 3本 | 2本 | 3本 | 1本 | 2本 |
SATA | 4本 | 7本 | 8本 | 4本 | 4本 | 7本 | 6本 | 4本 | 4本 |
M.2ソケット数 | 4(Gen4対応) | 4(Gen4対応) | 5(Gen4対応) | 4(Gen4対応) | 5(Gen4対応) | 5(Gen4対応) | 3(Gen4対応) | 2(Gen4対応) | 3(Gen4対応) |
USB | USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x4 |
USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
USB3.2 Gen2 Type-Ax1/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax8 |
USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
USB3.2 Gen2 Type-Ax2/Type-Cx2 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x6 |
USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 |
USB3.2 Gen2 Type-Ax5/Type-Cx1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB Type-C(Thunderbolt 4)x2 |
USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax4 USB2.0x1 |
USB3.2 Gen2x2 Type-Cx1 USB3.2 Gen2 Type-Ax1 USB3.2 Gen1 Type-Ax4 USB2.0x2 |
VRMフェーズ数 | 16+1 | 16+1+1 | 16+1+1 | 16+1+1 | 14+1+1 | 16+1+1 | 20+1 | 7+1+1 | 10+1 |
無線LAN/Bluetooth | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 |
※価格は2022年12月末のものです。最新価格はリンク先をご確認ください。
※黄色は最も安い・もしくは性能が高い項目
まとめ
ケースサイズがATXが入るサイズでいいなら、ランキング1位と2位がおすすめ
。
スペックの差もさほどありませんが1位の製品は多少拡張性が高くなります。
価格を抑えたい人は、2位で紹介しているDDR4対応の「MSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」しておくと無難です。