今回は、GIGABYTEが販売しているゲーミングノートパソコン「AORUS 15P」を紹介します。
簡単に魅力を紹介すると
ポイント
- フルHDゲームは余裕
- 240Hzディスプレイを搭載
- RTX3060を搭載したミドルクラスのゲーミング性能
- ストレージの増設やメモリ追加もしやすい(工具は必要)
- Thunderbolt4を搭載しており拡張性が高い
- Core i7 11世代を搭載しながら価格は17万円台(179,980円)と抑えめ
です。
実際に2週間ほど使ってみた感想を紹介しますので、参考にしていただければ嬉しいです。
動画レビューはコチラ
この記事は、GIGABYTEさんにサンプルを提供していただき作成しています
AORUS 15Pのスペックと特徴
項目 | スペック |
CPU | Core i7-11800H(2.3GHz〜4.6GHz) |
GPU | NVIDIA GeForceRTX3060ラップトップ |
メモリ | 16GB 3200MHz×2(最大64GB) |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe SSD(1スロット空きあり) |
ディスプレイ | 15.6型FHD1920x1080240Hz IPSノングレア |
ポート類 |
|
スピーカー | 2x 2ワットスピーカー |
WiFi | WiFi6対応 |
Bluetooth | Bluetooth5.2対応 |
駆動時間 | 最大約8時間 |
WEBカメラ | HDカメラ |
重量 | 2.2㎏ |
サイズ | 357x27.4x244 mm |
CPU:Core i7-11800H
Intel第11世代は、PCIe 4.0及びTHunderbold 4に対応しているのも特徴。
Gen4対応のストレージを搭載して、さらに快適な環境を作ったり、THunderbold 4を使って4K画質を複数モニターに出力したりすることもできます。
ゲーム性能はかなり高く、マルチスコア性能を比較するとしたらRyzen7 4800Hや5800Hがライバルになりますね。
GPU:GeForceRTX3060ラップトップ
定番のグラフィックベンチマーク。
スコアは結構高めです。
RTX3060より下になると、RTX3050やRX6500などになってきますが、性能差が結構出てきます。
より詳しい数値が見たい方は、下記のGPUZをご覧ください。
ストレージ:512GBに加えて拡張可能
ストレージは、かなり転送速度の速いものが搭載されていました。
読み込み6000超えてたら十分ですね。
内臓ストレージが足りないなって思ったら増設できるって教えてくれているのも魅力です。
1:M.2 2280 NVMe PCIe Gen 3 x 4&SATA
2:M.2 2280 NVMe PCIe Gen 4 x 4
なお、裏側のパネルを取り外すには、普通のプラスマイナスではなくトルクスドライバーが必要です。
MacBookとかの分解に使うのと同じドライバーみたいですね。
Thunderbolt4/HDMI 2.1/mini DP1.4搭載で映像出力の幅が広い
USBTypeCの8倍の速さで転送可能なThunderbolt4を搭載
。映像出力は4Kに対応しています。
HDMI2.1は、PS5でも話題になっていますが、4K120Hzの映像出力が可能です。
ソフトウェアでシーンに合わせた細かい設定が可能
いろんなことができるソフトウェアが使えます。
クリエイターモードやゲームモードなどをあらかじめ設定しておいて切り替えたり、ファンをコントロールしたりできるのは魅力かな。
発色が綺麗で視野角も広いIPSパネル240Hzディスプレイ
左右どちらから見ても綺麗に見える。
発色も良い。しかも240Hzに対応していてヌルヌル動くのは魅力ですね。
AORUS 15PのゲームFPSを検証
240Hzのディスプレイなので、240以上出ても意味はないですが、どのくらいFPSが出るのか調べるためにも検証しています。
APEXのFPS
設定はこちら
基本的に全部OFF
序盤
最初に飛び降りる重たいシーン 最低94FPS 平均118FPS 最高141FPS |
|
中盤
部隊数が5になった時点 最低94FPS 平均189FPS 最高266FPS |
|
ラスト
チャンピオンになった時点 最低94FPS 平均191FPS 最高294FPS |
平均すると191FPSですね。
重たいシーンでは100FPSを切ることもありますが、降下時以外は基本的に高めの数値をキープできます。
フォートナイトのFPS
まったく同じシーンをリプレイで再生し、FPS数値を検証してみました。
最高設定
プリセットの最高設定でプレイしたときのFPS数値です
設定 | 映像 |
戦闘シーン
最低67FPS 平均84FPS 最高102FPS |
|
降下時の重たいシーン
最低67FPS 平均69FPS 最高69FPS |
競技設定
3D解像度・描写距離以外はOFFにした設定です。
設定 | 映像 |
戦闘シーン
最低103FPS 平均165FPS 最高239FPS |
|
降下時の重たいシーン
最低103FPS 平均114FPS 最高120FPS |
パフォーマンスモード
パフォーマンスモード以外は、競技設定と同じ設定にしてあります。
設定 | 映像 |
戦闘シーン
最低124FPS 平均240FPS 最高334FPS |
|
降下時の重たいシーン
最低124FPS 平均139FPS 最高168FPS |
Cyberpunk2077
DLSSに対応している重たいゲームとして有名ですね。
レイトレーシングとDLSSの2つで試してみました。
設定 | 映像 |
レイトレーシングウルトラ
最低27FPS 平均32FPS 最高38FPS |
|
降下時の重たいシーン
最低57FPS 平均61FPS 最高64FPS |
AORUS 15Pのベンチマーク結果
DQ10
このゲームは軽すぎるので、あくまで参考程度にですが、MODを入れないマイクラやPSO2などは、かなり快適に遊べます。 |
|
FF14
多少負荷が上がってきているゲームですが、フルHDの最高設定でも快適にプレイできます。
|
|
FF15
重たいゲームが遊べるかの基準になるベンチマーク。 一番高い設定でも快適なので、重たいゲームも60FPS程度でなら快適にプレイできそうですね。 |
AORUS 15Pの外観
全体的に角ばったデザイン。
写真ではキーボードを光らせていますが、ソフトを使って一色だけにしたり、流れるような光らせ方をすることも可能です。
ディスプレイはベゼルも狭く、下以外は全体が画面のような印象。
かなり発色もよく、映像がきれいに映ります。
テンキーありの日本語配列キーボード
ギリギリまで入っているので、若干詰め込んだ感じはありますね。
でも、狭くなっているのは「、。」周りくらいなので、タイピングで困ることは特にありませんでした。
HD画質のWEBカメラ
電源ボタンのすぐ上にシャッター付きWEBカメラが搭載されています。
個人的に思ったんですが、実際にZoomで使ってみると、カメラに下から映される画像になるので微妙です。
付属機能で「NVIDIA Broadcast アプリ」が使用できるので、画質や音声は結構きれいに映りますよ。
騒音や熱は?
冷却性能が高いのか、熱がこもりにくいのか、ずっと遊んでいてもキーボード周辺が熱いと感じることはありませんでした。
ただ、その分PC内部の温度が高くなると、ファンの音がかなりしますのでヘッドセットやイヤホンでゲームしたほうがいいと思います。
他メーカーのゲーミングノートPCと比較
RTX3060LaptopとCore i7-11800Hを搭載した他のゲーミングノートパソコンも比較用として紹介します。
※価格は2022年4月28日時点の価格です
ASUS TUF Gaming F15 FX506HM FX506HM-I7R3060BEC
価格:174,853円(税込み)
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 6GB |
ディスプレイ | 144Hz 非光沢フルHD |
ポート |
|
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
WiFi6 | 〇 |
重量 | 約2.3㎏ |
駆動時間 | 約10.2時間 |
CPUやグラボなどのスペックは同じですが、HDMI2.1やThunderbolt4は非搭載。
搭載ディスプレイのリフレッシュレート144Hzです。メーカーが公開しているバッテリー駆動時間が10時間なのは強みかな。
FRONTIERFRXNM711/C
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 6GB |
ディスプレイ | 144Hz 非光沢フルHD |
ポート |
|
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
WiFi6 | 〇 |
重量 | 約1.98㎏ |
駆動時間 | 約2.3時間 |
ストレージ容量1TBでAORUSよりも軽い商品
です。144Hzディスプレイを搭載しています。
ただし、バッテリー駆動時間はどれよりも劣るのがデメリット。
GALLERIA UL7C-R36
-
GALLERIA UL7C-R36レビュー!フォートナイト・APEXが高FPSで遊べるゲーミングノートPC
続きを見る
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 6GB |
ディスプレイ | 240Hz 非光沢フルHD |
ポート |
|
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
WiFi6 | 〇 |
重量 | 約1.96㎏ |
駆動時間 | 約9.6時間 |
CPU・グラボ・240Hzディスプレイ・Thunderbolt4にも対応している点など、ほぼほぼAORUS 15Pと同じ。軽さや駆動時間は、こちらのほうが上ですね。
できないのは内臓ストレージを増設したり、MiniDisplayport・HDMI2.1に非対応。テンキーも付いていないあたりですね。
GALLERIA XL7C-R36 11800H
-
ドスパラのGALLERIA「XL7C-R36」実機レビュー!ハイスペックでもコスパがいいゲーミングノートPC【フォートナイト・APEXの平均FPSも紹介】
続きを見る
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 6GB |
ディスプレイ | 144Hz 非光沢フルHD |
ポート |
|
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
WiFi6 | 〇 |
重量 | 約2.1㎏ |
駆動時間 | 約5時間 |
スペックが多少低い分価格が抑えられるゲーミングノートPC
です。ディスプレイ144Hz。Thunderbolt4にも対応しているのが特徴。
ただし内臓ストレージの追加に関しては情報がありません。
価格・スペック比較表
商品名 | AORUS 15P | ASUS TUF Gaming F15 | FRONTIER FRXNM711/C | GALLERIA UL7C-R36 | GALLERIA XL7C-R36 11800H |
価格 | 179,980円 | 174,853円 | 194,800円 | 174,980円 | 159,980円(在庫切れ) |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-11800H | Core i7-11800H | Core i7-11800H | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 6GB | GeForce RTX 3060 6GB | GeForce RTX 3060 6GB | GeForce RTX 3060 6GB | GeForce RTX 3060 6GB |
ディスプレイ | 240Hz 非光沢フルHD IPS | 144Hz 非光沢フルHD | 144Hz 非光沢フルHD | 240Hz 非光沢フルHD | 144Hz 非光沢フルHD |
ポート |
|
|
|
|
|
メモリ | 16GB 3200MHz×2(最大64GB) | 16GB DDR4 SO-DIMM | 16GB DDR4 SO-DIMM | 16GB DDR4 SO-DIMM | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe SSD(1スロット空きあり) | 512GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 500GB NVMe SSD | |
WiFi6 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
重量 | 2.2㎏ | 約2.3㎏ | 約1.98㎏ | 約1.96㎏ | 約2.1㎏ |
駆動時間 | 約8時間 | 約10.2時間 | 約2.3時間 | 約9.6時間 | 約5時間 |
※価格は2022年4月28日時点の価格です
まとめ
今回は、GIGABYTEのAORUS 15Pを紹介しました。
ポイント
- フルHDゲームは余裕
- 240Hzディスプレイを搭載
- RTX3060を搭載したミドルクラスのゲーミング性能
- ストレージの増設やメモリ追加もしやすい(工具は必要)
- Thunderbolt4を搭載しており拡張性が高い
- Core i7 11世代を搭載しながら価格は17万円台(179,980円)と抑えめ
注意ポイント
WEBカメラの位置が悪いので、テレワークなどカメラを利用する予定の人は、別途WEBカメラを購入したほうが快適
熱はこもらないけど、高負荷時の排気音は大きいので、イヤホンやヘッドセットを使ったほうがいいかなと思います。
それ以外のデメリットは特に感じませんでした。
フルHDゲーム・動画編集目的の人は満足できる商品だと思います。