今回は、急速充電器(nb)Powerシリーズ「MAX20CA・MAX65C2A」をレビューしていきます。
充電器は、旅行・出張など、どこに出かけるとしても持っていくものですよね。持っていく機器が多い人ほど充電器がかさばってしまうことはないでしょうか。
充電しなければいけない機器が多すぎて、家庭のコンセントが埋まってしまうこともあるかもしれません。
この記事では
など、購入前に役立てていただけるかなと思う内容をお伝えできればと思います。
提供:エム・ティ・アイ株式会社 ブランド:(nb)Power
(nb)Power「MAX20CA・MAX65C2A」の外観
まず、商品の外観から見ていきましょう。
注意ポイント
ケーブルは付属しておらず、中身は本体と説明書のみです。
MAX20CA
まずは、20W充電器。かなりコンパクトですね。コンセントに挿す部分は、折り畳み式なので、かさばりません。
TypeCポートとTypeAポートの2つ搭載されています。
表面の質感は、少し光沢のあるブラックといったイメージで、指紋はつきますね。
サイズは2.9cm・3.5cm・4.3cmで、長方形ですね。iPhoneの5W充電器と比較すると、こんな感じになります。
そして重さは、約47gと、非常に軽い商品です。
MAX65C2A
次に65Wの充電器。こちらは、質感が少し違い表面がマットブラックになっています。
コンセントに挿す部分が折りたたみ式なのは、同じです。
ポートは、TypeCが2つとTypeAが1つ。
サイズは、3.2cm・3.7cm・7cmで、重さが約122gです。
これ一つあれば、スマホ・PC・カメラなどが3つ同時に充電できてしまいます。
全体の商品の大きさを比較してみると、こんな感じになりました。
(nb)Power「MAX20CA・MAX65C2A」の出力スペック
次に出力可能なW数のスペックです。急速充電器といってもすべてのポートから最大ワット数出るわけではなく、それぞれ最大W数が決まっています。
商品名 | MAX20CA | MAX65C2A |
最大ワット数(商品だ出せる最大値) | 20Wまで | 65Wまで |
TypeC(C1)に1つ接続 | 20Wまで | 65Wまで |
TypeC(C2)に1つ接続 | ー | 30Wまで |
TypeA(A1)に1つ接続 | 18Wまで | 30Wまで |
C1+C2に接続 | ー | C1(45Wまで)C2(20Wまで) |
C1+A1に接続 | 両方合わせて15Wまで | C1(45Wまで)A1(18Wまで) |
C2+A1 | ー | 両方合わせて15Wまで |
C1+C2+A1 | ー | C1(45Wまで)C2+A1(合わせて15W) |
※C1.2.A1は上記の画像参照
20W最大のほうは、片方ずつの場合、20W・18Wで出力できます。ただし、両方に挿すと15Wを2つに分けるかたちになるようです。
65Wまでの商品は、TypeC接続2つまでなら45Wと20Wなので急速充電できそうですね。少なくともiPhone2つは急速充電ができます。
ただし、TypeCのC2は、最大30Wまでのようなので、パソコンの充電をしながら使用したい場合は、挿すポートを間違えないようにしないといけません。
(nb)Power「MAX20CA・MAX65C2A」急速充電時の安定性
販売されている時点で、記載通りのワット数は出るはずなんですが、一応チェックしてみたいと思います。
iPhoneの場合、上限の18~20Wあたりで充電できれば急速充電できています。
手元に65Wまで入力できる機器がないので、それは試せません。
PD充電をするには、対応したケーブルが必要です。今回は、提供していただいたケーブルと、AmazonベーシックのMFI認証済み商品を使用しました。
iPhoneの場合(PD)
17~19Wあたりまでいくこともあるので急速充電はできてる
と思います。ただ、ワット数のブレが結構あります。
純正の5Wは5Wで安定してますし、12Wの充電器も10Wで安定してるので、出力の振れ幅が少し大きいのかなとも思いました。
でも純正の充電器より早いのは確実で、9%~50%まではかなり早く充電できました。
Switchに充電しながらプレイ
しばらくプレイしてみて充電が減るかを検証してみましたが、この充電器なら問題なく充電できているようで、充電が減ることはありませんでした。
Switchでプレイしながらコントローラーにも充電(PD+TypeA)
Switch本体を充電しながら、プロコンなどのコントローラーも接続して遊べるのか試してみました。
両方充電しながら遊ぶこともできます。
充電を続けた場合の熱
充電時の出力によって熱の持ち方がかわりました。カメラに5W程度で充電している分には、ほとんど熱くなることはありません。
iPhoneとカメラなど同時出力して、片方は急速充電している場合、少し熱を持ってきます。ただ、熱すぎると感じるほどではなかったです。
何Wのタイプが必要なのか?
自分の用途なら20W・65Wどれがいいのか?
スマホ・タブレットの場合
基本的にスマホやタブレット・ガジェットを充電するくらいの用途であれば、20Wでも十分だと思います。
ただし、接続機器が多い場合ポートの数が足りない可能性もあるので、接続機器が多い場合はポートの数で選んだほうが便利です。
ノートパソコンなら65W
グラボも搭載していない普通のノートパソコンの場合、65W対応の急速充電器で十分だと思います。
例えば、DellのノートパソコンについてるACアダプターなども最大45W~65Wなので、それ以上の出力に対応していても性能を使いこなせないのでもったいないです。
Anker製品と比較してみると
製品名 | MAX20CA | Anker PowerPort III Nano 20W | MAX65C2A | Anker PowerPort III 3-Port 65W |
画像 | ||||
最大W数 | 20W | 20W | 65W | 65W |
ポート | TypeC・TypeA | TypeC | TypeC×2・TypeA | TypeC・TypeA×2 |
付属品 | ー | ー | ー | 海外用電源プラグ |
メーカー保証 | 1年 | 2年 | 1年 | 2年 |
価格(21年10月時点) | 1,580円 | 1,780円 | 3,980円 | 3,999円 |
リンク | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ |
20Wを購入する分には、nbPowerの商品はコスパがいいですね。カラーバリエーションの豊富さはAnkerが上です。
65Wはコスパで考えるなら海外用プラグがついているAnkerが良いと思います。ただ、搭載されているポートの種類が違うので、TypeCケーブルをよく使用する場合はnbPowerもありです。
まとめ
今回は、(nb)Power「MAX20CA・MAX65C2A」急速充電器をレビューしました。20Wの2つポートを搭載していて急速充電ができる商品は、かなり魅力的だなと思います。
自分に必要な容量を確認して、急速充電するためのPD対応のケーブルを準備することを忘れないようにすれば、快適な充電環境が手に入ると思います。