この記事では、ロジクールのワイヤレスゲームパッド「F710r」をレビューします。ロジクールが現在販売しているゲームパッドは、主に2つ。有線タイプの「F310r」と今回紹介する「F710r」です。
両方使っていますが、ワイヤレスにはワイヤレスのいいところがあるものです。今回は、実際に使ってみた感じや、遅延など使用時に気を付けておきたいことを書いていますので、参考にしてください。
F710rの基本スペック・外観
まずは、F710rの基本的なスペックから。
商品名 | F710 |
型番 | F710r |
ワイヤレス | 2.4GHz通信 |
バイブレーション機能 | あり |
プログラム可能なボタン | あり |
重量 | 278g |
ワイヤレスで電池が入っていて、バイブレーションモーターも搭載しているので、結構重ためのゲームパッドになっています。重厚感が好きな人は、好みにあうかもしれません。
ちなみに比較対象としては、PS4の純正コントローラーが約248gです。
F710とF710rの違い
Amazonを見ると、価格が違う「F710」と「F710r」が販売されていますよね。実は、これ調べてみたら商品自体は同じみたいです。
2010年に発売されたものが「F710」。古い商品にはCDが付属していたのを覚えています。パッケージも緑っぽい色でした。2013年以降に発売されている商品は型番が「F710r」になっています。製品保証も「F710r」が発売されたタイミングで3年保証になっています。
全く同じなら安くなってる2010年販売開始って書いてる「F710」でいいやって思うかもしれませんが・・。個人的には、分けて販売されていて安いということは「古い「F710」の在庫がなくなるまで安く販売してるのかなぁ。」なんて思ってます。
気にならない人は、安いほうでいいかも。
外観とボタン
見た目はPS3のコントローラーを少し大きくした感じです。
ボタンのマークはPSとは違って、XBoxと同じ「XYBA」表記。中心にはロゴボタンとフライト・スポーツモード変更ボタン。プログラム可能なバックボタンとスタートボタンが搭載されています。
ロジクールのゲームパッドは、十字キーが特徴的で「Dpad」という名称が付いています。上下左右だけでなく、斜めにも操作しやすく、8方向にプログラムを割り当てることも可能です。
アナログスティックは、押し込みにも対応。結構ぬるぬる動いてくれますよ。
R1/L1ボタンは比較的軽めですが、R2/L2はバネが強くて重たい
です。連打するゲームとか、押しっぱなしにしないといけないゲームをするなら、指が鍛えられるかも・・。
- 元々広くゲームで利用されている規格が「DirectInput」
- STEAMのようなゲームで利用する規格が「Xinput」
基本的にXモードにボタンを設定しておけば、USBを挿すだけで認識してくれます。とくにソフトのインストールも必要ありません。
DirectInputモードで使用したい場合は、Logicool ゲームソフトウェアが必要です。後でそれぞれの特徴を詳しく説明します。
バッテリーは単三電池2本
必要な単三電池は2本。どれくらい動作可能なのかは、メーカーが公表していないので、重量が気になるなら単四電池を単三としてつかえるケースを使って少しでも軽くすることができます。
「F710r」の無線感度と注意点
正直感度はあまり良くはないと言われています
。が、デスク上にレシーバーを延長ケーブルで出していて、変な動作になったことがないんですよね。
2.4Ghzで通信しているので、パソコンに直挿しすると他の電子機器と干渉して不安定になる可能性があるのかもしれません。直差ししてると、ごくたまに一定方向にずっと進む現象が起きました。
もうちょっとレシーバーの感度がよければ、最高なんですけどね。レシーバーを置く場所を延長ケーブルを使って工夫すれば、ほぼほぼ発生しない現象なので、あまり気にせず使っています。ソフトを使ってテストしてみましたが、遅延問題は発生していないので、快適に使うなら気を付けるほなレシーバーの位置ですね。
Logicool ゲームソフトウェアを使ってみる
結構探すの大変なんで、リンクを置いておきます。「F710r」はDirectInputモードで使用する場合、専用ソフトを使って「ボタン割り当てを設定することもできます。
見た目かなり古そうなソフトですけど、ボタンやキーが動いてるかなどチェックも可能。最近は、ゲーム内で自由にボタン割り当てできることが多いので、使うことはないかもしれませんが、一応できるよってことでかいておきます。
- XYBAボタン
- LB・RBボタン
- 左右アナログトリガー
- スタート・戻るボタン
- 押し込みジョイスティック
- 8方向Dパッド
- ホームボタン
- スポーツモード
- バイブレーションON/OFFボタン
が利用できます。特にこだわりがなく普通に使いたいならこのモードでOKです。
- 10個のボタンプログラムが可能
- 左右トリガーもプログラム可能
- アナログスティックもプログラム可能
- Dpadは8方向にプログラム可能
- スポーツモード
- バイブレーションON・OFF
MODEキーでフライト・スポーツのモード切替ができるようになり、アナログスティックと十字キを操作したときに動く方向が逆になります。
専用ソフトのプロファイラが使えるのもDirectInputモードのみ。使いこなせばゲームパッドでマウス操作するなんてことも可能です。
有線ゲームパッド「F310r」との違い
ここでは、有線タイプのロジクールゲームパッドとの違いを紹介します。
基本スペック
有線タイプのF310rは、有線ケーブルの長さが1m80㎝と結構長めです。F710rは、デスクの上までレシーバーを持ってくるのに使うレシーバー延長ケーブルの長さ:1m60㎝あります。これだけあれば、パソコン本体からデスク上にレシーバーを持ってくるのに十分です。
無線タイプのF710には、バイブレーション機能が付いていて、バイブレーション機能のON・OFFボタンも付いています。これは、F310には搭載されていない機能なので、ブルブル震えたい人は、F710がいいですね。
形状の違い
少しだけなんですが。横から見ると十字キーとXYBAの飛び出てる部分の長さが違います。F310の十字キーは、3㎜。F710は、2㎜くらい。XYBAボタンは、逆でF710のほうが1㎜くらい飛び出ています。
ボタン操作は、特に違いを感じないんですが、十字キーは飛び出てるF310のほうが個人的には操作しやすかったです。この十字キーは、、D-padっていうらしいんですけど、上下左右だけでなくて斜めにも押しやすくなってるので、めっちゃ操作しやすいですよ。
手で持つ部分の形状は同じですが、F710には、ラバーグリップが付いてるのが違いますね。F310はつるつるしたプラスチック形状なので、滑りにくさで言えば、圧倒的にF710が上です。ただし、汚れた手でさわったり、力入れて握りしめて使ってると、だんだん劣化してきます。
Steamでも使用できるコントローラー
PCゲームをしているなら利用している人も多いSteamでも利用できるコントローラーです。色々設定などが必要ですが、接続方法や設定は下記の記事で説明していますので、よかったら参考にしてください。
ちなみにSwitchにもつないでみましたが、やはり普通の方法では接続できませんでした。「Mayflash MAGIC-NS」があれば、利用できそうなので試してみます。
「F710r」まとめ
今回は、ロジクールが販売しているワイヤレスゲームパッド「F710r」を紹介しました。
- 有線ケーブルがうっとうしい人
- 多少重たくても気にならない人
- バイブレーション機能が欲しい
型番が二種類ありますが、個人的には「F710r」がオススメです。
逆に、いつでもシビアな反応を求めていて、軽量さを追求したい人は、有線ゲームパッドの「F310r」がいいと思います。ゲームパッドといっても色々あるので、購入前の参考になれば嬉しいです。